私が幸せになるまでの物語 (ページ31)

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29話目の段ページ31

雷蔵「、、、？」
三郎「思い出せない…?」
『…はい､､私7歳以前の事覚えてないんです。でもなんでタメ口の事言われたことは覚えてたんだろう､､うーん､､』

三郎「無理して思い出さなくていい(撫で)私たちにはタメ口でいいぞ」
雷蔵「そうそう」

『…うんありがとう。でも撫でられるのは恥ずかしいな､､』

三郎「何?もっとしてやろうか？(ニヤニヤ)」
雷蔵「全く三郎は､､Aちゃんごめんね?｣
『あ、いや恥ずかしかっただけ､､大丈夫だよ､､?』

雷蔵「そう、?あ、鐘鳴ったね｣
放課後を告げる鐘がなりそろそろ食堂へ行こうと立ち上がった時図書室に誰かが入ってきた。

きり丸「到着!あ、不破先輩と鉢屋先輩!それに天女様､､天女様どうしてここに?まさか先輩達を…!?」
雷蔵「きり丸､､それは違うよ」

きり丸「出ていけ!学園から出ていけよ！どうせお前も前の天女や末崎みたいに親が居ないの可哀想､､とか寂しいよね私がお姉ちゃんになってあげるとか言うんだろ!土井先生と乱太郎がお前は信じられるって言ってたけど俺は信じない！今すぐ消えろ！どうせ俺達の事殴るんだろ!」

三郎「きり丸落ち着け！」

『…ごめんなさい…でも私は殴らないしそんな酷い事も言わないです。信じてください』

きり丸「嘘だ!嘘だ!お前なんか嫌いだ!出ていけよ！」
そう言ってきり丸君は私を押し倒し、殴ってくる
【きり丸君…辛かったよね、しんどかったよね､､ごめんなさい】
雷蔵「きり丸やめなさい!」
三郎「きり丸!」

『雷蔵君、三郎君大丈夫だよ。きり丸君気が済むまで殴っていいですよ。今まで辛かった分受け止めますから』

きり丸「うわぁぁあ！俺は可哀想じゃない!姉なんかいらない!!!(ｸﾞｽ)どうせお前も親が居るんだろ､､俺の気持ちなんて知らないくせに､､」

『分かりますよ､､私も親いません、私が7歳の時事故で亡くなったんです。それに私7歳以前の記憶が無いんです、だから両親の事で覚えてるのって亡くなった事だけ､､』

きり丸「え、、？」
【あ、いつの間にか図書委員会全員集合してた。】
『…そう言う事で私は君たちの事いじめないし殴ったりしません。では失礼します､､』

雷蔵「あ、待ってAちゃん」
その声を無視し図書室を飛び出して廊下を走る
『言うつもり無かったのに､､はぁ､､悪いけどおばちゃんに言って夜休ませてもらお』

おばちゃんに訳を話し許可貰い部屋に引きこもる。
今は誰にも会いたくない､､