私が幸せになるまでの物語 (ページ30)

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28話目の段ページ30

『えーと､､よし終わり､､吉野先生この作業終わりました。』

吉野先生「もうですか？！確認します。うん間違えなくできてます。おや､､今日やってもらう仕事もうないですね。Aさん今日はもう休んでもらって構いませんよ」

『え、でも私まだやれますよ？』

吉野先生「貴方朝からずっと働いていて休憩してないでしょう?休むことも仕事の内です。ゆっくり休んでまた明日手伝ってください。」

『…分かりました。お疲れ様でした…』
【まだやれるのにな､､でも吉野先生がそういうなら仕方ないか…｡】

吉野先生「はいお疲れ様でした。また明日。」

吉野先生に礼をして事務室を出る。

【まだ外明るいな､､食堂のおばちゃんの手伝いにはまだ早いし､､どうしようかな､､。ん～迷う､､】
なんて考えながら歩いていると図書室が見えた。

『図書室か､､私でも本借りれるのかな､､。』
ガラッ

雷蔵「Aちゃん本借りたいの?」
三郎「何読むんだ?」
『､､びっくりしたァ､､2人ともどうしてここに?』

雷蔵「あはは､ごめんね。僕たち昼から授業無くて今日が僕が委員会の当番だから図書室にいたんだ。そしたら君の声が聞こえたから､､三郎も何故か付いてきたけど」

三郎「雷蔵そんな言い方ないだろ､､(しゅん)ところで本借りたいのか?ん?頬どうした?」

『はい､､今日はもう事務仕事ないらしくてまだおばちゃんの手伝い行くには早いし何か読もうかなって､､この時代のお金の事も知りたいですし…｡頬は色々ありまして､､』

雷蔵「大丈夫?あ、なら僕たちが教えてあげるよ」
三郎「どうせ誰も居なくて暇だったからな」

『でも…悪いですし大丈夫です､､』

雷蔵「はいはい遠慮しないの」
三郎「入って入って」

結局押しに負けて2人からこの時代のお金の事や色々な事を教えてもらった。後2人から雷蔵と三郎って呼んでって言われて呼ぶ事になりました､､。圧が怖かったです､､

雷蔵「はい、これがAちゃんの貸出カードね。借りたい時は当番に言ってくれたらいいから。」

『ありがとうございます…。あ、これ借りてもいいですか…?』

雷蔵「はい返却期間は1週間後ね」
三郎「なぁ敬語はやめてくれないのか?」

『分かりました。え、敬語ですか?』
三郎「そう敬語｣
『､､タメ口で話しても良いんですか?許可もらわないとタメ口で話しちゃいけないって昔言われたんです』
雷蔵「誰に?」
『え、それは､､あれ､､誰に言われたんだっけ…?思い出せないや､､』