私が幸せになるまでの物語 (ページ11)

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9話目の段ページ11

シナ先生が戻って来たのは30分後だった。

シナ先生「おまたせしてごめんなさいね。ついでにAさんがこれから着る事務服や私服の小袖を選んできたの。あと掃除を手伝ってくれる子を連れてきたわ」

ヘムヘム「ヘム!(お手伝いします)」

【!!ヘムヘムだぁ!可愛い～！！！でも良かった忍たまじゃなくて】

『ヘムヘムだよね?掃除手伝ってくれるの?』

ヘムヘムはしっかり私の目を見てうなづいてくれた。

シナ先生「ヘムヘムに信用されていますね。私もAさんを信用してみようと思います。」

『シナ先生、ヘムヘム…ありがとうございます。だけど私は』

シナ先生「わかってるわ。あなたが人を怖がってる事
だけどもう1人じゃないわ。ちゃんと味方もいるってわかってほしいの。さて掃除しましょう」

【……味方か…また裏切られたら……怖い…怖いよ…】

『わかりました…』

ヘムヘムとシナ先生と3人(?)で部屋を掃除する事1時間

『さっきとは全然違う､すごい綺麗になった…!臭くない!』

シナ先生「クスクス」

『あ、すいません…。』

シナ先生「いえ、あなたがそんなに喜んでるの初めてみたのでごめんなさいね。」

【恥ずかしい…!でも久しぶりに感情表に出せたな…。】

ヘムヘム「ヘム～？(つんつん)」

『あ、ヘムヘムどうしたの?』

シナ先生「あぁ忘れてたわ。事務服と小袖を選んでほしいのよ。」

【事務服は小松田さんと全く一緒だったけど小袖…派手すぎない!?】

『あ、あのシナ先生小袖ですがもう少し派手じゃないのありませんか…?私にはどうしても似合ってないです…。』

シナ先生「あらそう…?似合ってると思うんだけど…ならこれはどう?」

そう言ってシナ先生が出してきた小袖は緑色に黄色い花柄が付いた小袖とピンク色で蝶柄がかいてある小袖だった。
あと羽織は白色で背中に猫と月が書いてある可愛い羽織だった。

『可愛い…。こんな柄好きです。』

シナ先生「そう良かった…実は末崎さんに見せたらもっと派手なのがいいって言われたものだから…。あと着物着て食堂のおばちゃんの手伝いするんだからって言われたのよね。すごい派手な着物と小袖を選ばれたわ…」

『あは､お疲れ様です』

シナ先生「さて着方は分かるかしら?教えましょうか?」

『あ、お願いします…!』

シナ先生とヘムヘムに事務服と小袖の着方を教わって今日はもう休んでいいわって言われたから部屋で寝転がってます。

作者からです⬇
小袖と羽織の柄は自分で考えました