一話 ページ1
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僕は放浪者
かつて、心の器として生まれ
偉大なる人物へと生まれ変わろうとした
だがその計画も呆気なく終わり
今ではこの地を目的も無くさまよっている放浪者
周りから様々な名前で呼ばれているが、どれも凡人が呼ぶのにはおこがましい
とある旅人からはそのまま「放浪者」と呼ばれている
一応好きに呼んでくれて構わないのだが
変なあだ名を付けられるよりかはマシだ
旅人と一緒に冒険をしようと誘いを受けたが
僕は誰かと一緒に馴れ合うつもりは無い
クラクサナリデビには「もう少し人と繋がりなさい」と言われたが、僕にだって好き嫌いはある
無理して凡人と一緒になど、不愉快だ
僕は今グランドバザールに居る
いつもと変わらず賑やか
「...息が詰まる」
やはりこの賑やかさにはまだ慣れず
少し離れて森の方へ向かった
途中、上からな態度で僕からモラを奪おうとしたエルマイト旅団を軽く
綺麗な湖を見つけた
水は美しく透明で新鮮
丁度喉も乾いていたし、少し両手に掬って飲もう
そう思い、水の手前まで近づき膝をついた
1口飲んでみる
「...普通」
そう、普通
可もなく不可もなく
ただ飲むに値する水分
一息ついていると
誰かの鼻歌が聞こえた
立ち上がり、笠を支えながら周りを見渡す
すると少し向こうに自身の長い髪をクシでとかしながら
鼻歌を歌っている少女を見つけた
彼女の肌は白く、長い髪も旅人に似て黄金色だ
僕は彼女に近づくと、向こうも僕の存在に気づいた
「やぁ、この辺は魔物も多い。
1人で大丈夫なのかい？」
彼女の身の安全も考えた上で
一応礼儀として挨拶はする
すると彼女は顔色一つ変えずにこう言った
『貴方...作り笑顔が下手なのね』
は？
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櫻井(プロフ) - れいかさん» そういえば夢主の気持ちも曖昧なままですね...。素敵なリクエストありがとうございます！ (2023年1月24日 1時) (
レス) id: 6ccf21ff78 (このIDを非表示/違反報告)
れいか(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく読ませていただいてます！もしよければ、マシュがモブ子ちゃん（誰）と話してて夢主ちゃんが嫉妬してるのが見たいです！ (2023年1月23日 21時) (レス) id: e20f39b020 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井(プロフ) - はくあさん» リクありがとうございます！さては貴方、ドMですね！？(そりゃそうだろ)お揃いですね！(コラ) (2023年1月23日 0時) (レス) @page17 id: 6ccf21ff78 (このIDを非表示/違反報告)
はくあ - 罵倒されたいです...........！(おい) (2023年1月22日 20時) (レス) @page17 id: 3df7a9e742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻井 | 作成日時：2023年1月10日 0時
