罪な男 (ページ15)

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ねぇねぇページ15

横山side

「はぁ……はぁ…」

『やっぱり、横山君凄いわ。こんだけの男を相手にできるなんてな』

虚ろな目で見た裸の男性達

身体中に付く白濁液

下のアナも閉じないしなんかもう意識がもう遠くなる

サチリアジス

日本で言う男性色情症。

俺はその中でもカサノヴァ型に属する
不特定多数の人間から快楽を求める

だから、

すばるに会うまで色々やってたなぁ

ガチャガチャ

物音が聞こえて起きたら隣ですばるがなんかもぞもぞ動いていた

横「ん……すばる起きたん？」

渋「おん」

で、なんか洗面所でキスして
いきなりすばるがどこ行きたいとか聞くから
公園って言ったらすぐやないかってツッコミ入れられて

それで、今は図書館にいる

横「なぁ、なんで図書館なん？」

渋「公園よりもましやから」

横「まぁね」

館内歩き回って本を漁った
すばるは欠伸しながら「はらぺこあおむし」読んでる

俺はそんなすばるに呆れながら本を探した

でもさ、自分の見たいものなんて無いんだよな

「ゆーちん」

と、声をかけられた
俺は寒気を感じた。
この声、この冷たい感じ、そして、そのニコニコした顔

「ゆーちん、やっと見つけたで。」

横「丸…」

「もー！3年も探してたんやで」

横「何しに来たんや」

「帰ろう。」

横「嫌や！」

俺の声は館内中に広がった

思い出したくもない
あんな野郎に体売るなんて嫌や

横「丸は辛くないんか？あいつのところにいて」

「辛いよ、こうやって笑顔で接してるのも身体中傷だらけなのも」

そう言って丸は俺に腕を見せた
大量の痣と注射痕

渋「横～って、お前誰や」

「ゆーちんのお友達の丸山隆平です。」

渋「横、帰るぞ」

横「えっ」

ぐいっと腕つかまれ俺はすばるに連れられた
丸は最後に言った

丸「まだ、りょーちゃんのこと思ってるなら戻って来てね」

りょーちゃん
丸が今苦しめられている相手
そして、俺の昔の雇い主