お姉ちゃん。3【名探偵コナン】

〃 ページ4

『あっ、えっと、さっきのは気にしないでください。変な意味じゃありませんから!!』

今更弁解しても遅い、ていうか、寧ろ黙っていればいいのに焦れば焦るほど墓穴をほってしまう。

「別に若い男性の方はいらっしゃいませんよ。だいだいは私と店長の2人です。

だから大丈夫ですよ。」

『あ、はいそうですか……ってえ？』

梓さんは、予想外にも普通にニコニコしながら答えた。
取り敢えずバーボンがポアロにいないことはわかったが、最後の⌜大丈夫ですよ。⌟っていったいどういう意味だろう。
組織になんの関係もない梓さんが私の考えている事を分かるわけないし……。

『あの、最後の大丈夫ってどういう意味ですか？』
｢えっ、相馬さんのことですよね？｣
『慧？』

なんだろう。さっきから会話が成立してないような_______________。

「………相馬さんと一花さんって、お付き合いされてるんじゃないんですか？」
『してません!!(即答)』
「えぇ！？すみません!!私てっきり、一花さんが相馬さんのために若い男性に会わないようにしようとしているものだと思ってました！」
「あぁ、大丈夫ですよ。よく誤解されるんです。」

あわあわしながら謝罪する梓さんに気にしくていいと声をかける。

ていうか、最近こういう勘違いされるの多いな…と、この展開にどこか既視感を覚えた。

ポアロ。→←失言。

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