お姉ちゃん。【名探偵コナン】

〃 ページ25

『何で！？あんた組織の人間なの？』
「うん。赤ん坊の頃、毛布に包まれた状態で捨てられていたらしい。名前や誕生日、血液型が書いてある紙をご丁寧に添えられて。」
『いや、ちょっと待って!!だからと言ってどうしたら組織に拾われるような展開になるのさ！？』
「組織によると、戸籍の無い子供が欲しかったらしい。その時たまたま俺が捨てられていて、丁度よかったみたいな…。」

マジか。
せっかく面倒事を避けるためにアメリカに来たのに、まさか慧が組織の人間だったなんて…。

なんか自分がだんだん不運体質になってきてるような気がしてならない。

「あーでも…、確かに僕は組織の人間ではあるけどコードネームもなければ任務を任されたこともない。宮野明美と同じかそれ以下の立場の人間だから、悪い事はしてないよー。」

それは不幸中の幸いかな、と思った矢先に
まあ、幹部の人達とは割と仲いいけどね〜と気の抜けた声で言われ、一気に頭が痛くなったのは言うまでもない。

そういえば。→←境遇。

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