お姉ちゃん。【名探偵コナン】

添い寝。 ページ19

『おっじゃまっしまーす！』
「結局来やがった…。」
なんだよ、どうせベット広いだろ。

あの後、私のゴリ押しに新一が折れて、添い寝のお許しが出た。

『まあまあ、いいじゃん。そのかわり新一が小さい頃一緒に寝てたこと、黙ってあげるからさ。』
「いや、どうせもうバレてんだろ？」
『へ？』
「だっておかしいじゃねーか。同じアメリカに行く父さんや母さんの寝室の布団そのままだし、客室にだってベットぐらいある。どうせ母さんと思い出話でもした時にその話になって、2人で計画立てたんだろ。今日荷造りした時に、本棚のアルバムの配置が変わってたし、母さんのと思われるやつと入れ違いになってたのもあるしな。」

…成程。流石高校生探偵工藤新一ですね。

『…まあいいじゃん♪それとも新一はやっぱり嫌なの…？』

どうだ!!このうるうる上目遣い。
もう面倒臭いからゴタゴタ言ってねえでさっさと一緒に寝ろ!!

「ハア…。本当お前、普段落ち着いてるから父さん似だと思っていたけど、こういうところは母さん似だな…。」

ハハハ、何言ってんのかなーこいつは。
私のこの性格は前世から受け継がれたものであって君の両親とはなんの関係も無いはずだよー。

…悲しくなってきた。やめよ。

――――

次の日。
「あー…、眠い。」
「どうした新一、今日出かけるというのに偉い寝不足だな。」
「そうよ新ちゃん、昨日の夜何があったの？ﾆﾔﾆﾔ」
「…おいねーちゃん、今日は絶対に客室で寝ろよ。」
『えっ何？聞こえなーいw』

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