儚く美しく強かに燃ゆる【wrwrd】【男主】

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『…えーと、ロボロ殿』

ロボ「“殿”とかwんな大層なモンちゃうで？呼び捨てでかまへんよ」と言ってはいるが…

『(日常的に敬語使ってっとそう簡単には変えられねぇんだよなぁ)…すみません。癖みたいなものなので…ロボロ殿のままで良いでしょうか？』

ロボ「うーん…まあええか。ちょっとむず痒いんやけど……それでなんや？」

『あ、はい。この男はどうするのかな、と』

てっきり城壁内に入ったらすぐ拘束するものかと思っていたが、そのまま城内まで入っていて、まあ、戸惑ってるんだよな。

ロボ「あ、忘れとったわ」

おいコラ。

「なぁ……もうええやろ？ロボロ」

………え？

あ、あー、、、あ"？

ロボ「www大分戸惑っとるなwww」

「そりゃそうやwww」

…なるほど。つまり……

『グルだったんですね^^(若干キレそうだ)』



「フー、やっぱこの格好が落ち着くわ」

服を着替えてきた男は、戻ってくるなりそう言った。

見たことある顔………また幹部かよ｡

「チーッス。ゾムでーす。一応幹部やで」

『ゾム殿。先程は手荒な真似をして大変申し訳ありませんでした』

俺が深くお辞儀をして言うと＿

ゾム「そう仕向けたんは俺やし、あんためっちゃきっれーいに投げるから傷一つ負っとらんし、気にせんで。あとゾム殿って語呂悪すぎやない？」

なんて言うゾム殿。

…ここは幹部の質も良いんだな｡

『…気にしないで下さい^^

ところで……“仕向けた”ということは、私に何か用が？』

そう言うと、ロボロ殿とゾム殿は真っ青になり、冷や汗をダラダラと流し始めた。

……あぁ、やっぱり…

そう思った俺の顔は、酷く歪んだ笑みを浮かべていたことだろう。

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