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『それは母を見捨てた父へであったり、それを企てた叔母へであったりしましたが…
何より、自分を憎みました。
母の強さに
そんな自分に腹が立ち、憎んだのです。
それから、私は自立することを決意しました。店を建て、万事屋を経営していたのはその為でもあります。
まぁ、母を見捨てた奴らに復讐することが元々の目的であった訳なんですが…
話が逸れましたね。
随分長々と話してしまいましたが、私が、私はこの場に不要と判断した理由は……
この
皆様、各々思うところがあり、此処に集まったのでしょう。そして、皆様の想いは、ここに居るだけで感じ取ることができます。即ち、もう此処は“完成している”のです。
皆様の“願い”や“野望”が、この軍を作ったと言っても過言ではありません。
私が新たに加わったところで、完成品以上にはなり得ません。
ですから、私はこの場所には不要だと考えたのです』
グル「…成程な。お前にも、思うところがあったんやな」
『ご理解いただき、感謝します』
鬱「ん〜〜…ネーロの言い分はわかってんけど…なーんか納得出来へんなぁ…」
シャ「せや。このまま国に戻られるとか納得出来ひん!」
チーノ「せめてこの国にはいて欲しいです」
『あ、それはご心配なく。私はこの国に移りますよ』
俺の言葉に、ザワザワとうるさかった部屋が一気に静まり返り、少したって、鼓膜をぶっ壊すレベルの大声が響いた。
全「「えぇぇぇぇぇー!?/はぁぁぁぁ!?」」
ロボ「…住むん?この国に…?」
『はい。クランテ国(※夢主が住んでた国)に店を構えていることがイーリス国の人間にバレてしまいましたからね。
元々、あの店は気づかれたら売るつもりだったんです。
この国は特種の人ばかりですし、戦争で負けた国にもう一度挑もうとするバカは居ないでしょうから、身を隠すのにうってつけで、一石二鳥とは、正にこのことですね!』
俺はニコッと笑ってそう言った。…まあ、幹部の皆様は苦い顔をしている。
グル「…そうか……では、これからは我々国の情報屋として我々に手を貸してくれるんだな?」
『?いえ、普通に今まで通り流浪の情報屋として万事屋を営みますが…?』
トン「…ホンマに住むだけなん?」
『はい。住むだけです』
てっきり力を貸すくらいはするものだと思っていた幹部達は頭を抱えた。…え俺が悪いの?
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LIFE(プロフ) - 遥さん» ………あー(やっと気づいた)成程です。ご指摘ありがとうございます! (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - LIFEさん» 二次創作であるため、ご本人様の目につかないようにするためです。 (2019年7月23日 1時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 遥さん» 検索避け……ですか?えと……Blと間違われないようにする為にですか? (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 検索避けした方がいいですよ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 弱々しい勇者さん» わわわ……ありがとうございます!「こうしたい!」というのはあるのですが、中々どうして自分の脳みそが追いつかなくてですね--; 頑張って……2日に1回は更新したいですな← (2019年7月21日 16時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LIFE | 作成日時:2019年5月29日 22時