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その時、何か叫び声のようなものが聞こえた。
グル「ペ神、今……」
ペ神「あぁ、俺も聞こえた……」
グル「…誰の叫び声だ…？」
『＿＿＿＿！＿＿……』
ペ神「ﾊｯ)ネーロ…！」
グル「…だな。
行くゾ、ペ神」
ペ神「あぁ！」
ペ神と共に声のした方へ走って行く。
が、数日間ベッドで寝ていたせいか、すぐにフラフラになり、壁に手をつき、支えながら薄暗い道を進んで行った。
その先に居たのは、豪華なドレスで着飾った女と、そのボディガードらしき男2人。そして
……真っ赤な血を吐き出し、フードが外れた、ネーロらしき人間だった。
ペ神「A！」
ペ神は、その人物を見て走った。
『……ぺ…しん…？』
その声は微かに響き、掠れていたが、何度も聞いた事がある声だった。
《『グルッペン殿＿＿＿＿』》
グル「…ネーロ……か…？」
ポツリと呟き、女の方を見た。
グル(この女の顔…見た事ある)
息を整え、ゆっくりと向き直る。
ノー「あら、これはこれは…我々国総統閣下ではありませんか」
相手も……俺の事を知っている。
グル「お初にお目にかかります。イーリス国国王妃代理、ノーラ・イーリス殿。このような格好で貴嬢に拝謁致しますこと、誠に遺憾に思います」
ノー「ﾌｯ…戦場の策士は皮肉もお上手ですのね。ところで、何故貴公のような方が、このようなみすぼらしい店の中から？
とても、貴方様に合う店とは思えないのですが」
グル「それは……」
ペ神「A……、A！」
ペ神の声がして振り向くと、ネーロ(？)はペ神に抱えられて眠っていた。
グル「ペ神……その人は…」
ノー「わたくしの甥、A・イーリスですわ、総統閣下。
今は“ネーロ”と名乗っているようですけど……」
グル「甥、ということは…」
ノー「現イーリス国国王の息子ですわ。
まぁ、政に参加しようとせず、偽名を使って店を建ちあげ、挙句の果てには情報屋。
国を仕切る者としての品格も器量も備えていない出来損ないにすぎませんが…」
…品格も器量も備えていない……？
…出来損ないにすぎない……？
ノー「おまけに母親は娼婦。
イーリス家の血と力は受け継いでいても、国王としてこれ以上の半端者はいませんわ」
……半端者…？
ネーロが……？
グル「ｸｯ…ｸｯｸｯクックッ…アッハハハハハ！」
ノー「な、何よ……何がそんなに可笑しいのよ！」
グル「あいつが半端者で？出来損ない？ﾊﾊ…
笑止！」
この女は、あいつの技量を知らない！
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LIFE(プロフ) - 遥さん» ………あー(やっと気づいた)成程です。ご指摘ありがとうございます！ (2019年7月23日 1時) (
レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - LIFEさん» 二次創作であるため、ご本人様の目につかないようにするためです。 (2019年7月23日 1時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 遥さん» 検索避け……ですか？えと……Blと間違われないようにする為にですか？ (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 検索避けした方がいいですよ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 弱々しい勇者さん» わわわ……ありがとうございます！「こうしたい！」というのはあるのですが、中々どうして自分の脳みそが追いつかなくてですね--; 頑張って……2日に1回は更新したいですな← (2019年7月21日 16時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIFE | 作成日時：2019年5月29日 22時
