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*ゾム視点*
ゾム「……う……」
一瞬、光が見えた。俺はその光が何なのか知りたくて、光に追いつこうとした。
「………っ……め…………だ…………だめ……………
ダメ、ゾム」
ゾム「ハッ!ガバッ!!)はぁ……はー…はっ…………
っッゆ……め…?」
嘘やろ………まさか、まだ……
ゾム「ギリッ)………?ここ、どこ?」
見覚えの無い間取りに、見覚えの無いベッド。
ゾム「……はよ出な…」
ベッドから出て、扉の方に進んで行くと
ゾム「!!グルッペン…」
グルッペン…俺の隣のベッドで寝とったんか……
全ッ然気づかんかったわ。
ゾム「グルッペンがおるなら…大丈夫なんやな」
人一倍警戒心が強いグルッペンが安心して眠っとるんなら、身の安全は保証されとるな。
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部屋を出て少し歩くと、明かりが見えた。
それと同時に、話し声も聞こえてきて、それも徐々に大きくなった。
ゾム「……家主がおるんか?」
なら挨拶せんと……
俺は壁からひょこっと顔を出した。
『…おやゾム殿[ゾム「ビクッ!)」]目が覚めたのですね。コーヒーと紅茶と緑茶とほうじ茶…あ、あとココアもありますよ。
どれになさいますか?』
ゾム「あ、じゃあ緑茶で……なんや、ここお前の店やったんか、ネーロ」
『はい。グルッペン殿が、ゾム殿を抱えてここまで運んでこられたのですよ。傷を見た時はとても驚きましたが………大事に至らず、安心しました』
ゾム「…そか………グルッペンが……」
ペ神「ジー…)ねぇ君[ゾム「俺か?なんや?」]
ニコッ)
君ノンケ?[ゾム「………は…」]」
……………は?
『しんぺい?(低音)』
俺が戸惑っていると、ネーロが聞いたことも無い低い声を出した。
ペ神「……い、いやぁ?違うんよ??あの、だから、その…」
『何が違うんだ雑食野郎。あれほど俺の客には手ぇ出すなっつったろ?なんなら、お前の体に一生残る傷付けて……[ペ神「わかったから!冗談やから!ごめんて!!」]俺に謝ってどうするんだ?』
ペ神「ごめんね!ゾム!」
ゾム「え、あ、はい…?」
あまりにもネーロの殺気が本気すぎて気圧されたわ…
ゾム「(こいつ、怒らせると怖いタイプやな…)」
てか、あの人“しんぺい”ってゆうんやな。
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LIFE(プロフ) - 遥さん» ………あー(やっと気づいた)成程です。ご指摘ありがとうございます! (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - LIFEさん» 二次創作であるため、ご本人様の目につかないようにするためです。 (2019年7月23日 1時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 遥さん» 検索避け……ですか?えと……Blと間違われないようにする為にですか? (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 検索避けした方がいいですよ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 弱々しい勇者さん» わわわ……ありがとうございます!「こうしたい!」というのはあるのですが、中々どうして自分の脳みそが追いつかなくてですね--; 頑張って……2日に1回は更新したいですな← (2019年7月21日 16時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LIFE | 作成日時:2019年5月29日 22時