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『……はぁ…疲れる……』
何故こんなに疲労困憊してるかって？
エーミール殿のあの滅茶苦茶な支払いのせいだ。
あれ以来、エーミール殿は気に入った商品をみつけては超高額で買っていくようになった。
…いや商品が売れることに不満があるワケでは無いんだ。問題は…その額だ。
例えば、数百年前に使われていたとされる大剣。
掘り起こされたのは最近で希少価値も高いそうで…それを踏まえて、俺は100万に値段設定をしていた。(あくまで庶民向けだからな。庶民には到底手が出せないような額にした)
なのに……なのにあの人は……！
【エミ「これ5億で買うわ」『!?』】
本当…あの人が買い物するようになってから何度目ん玉が落ちると思ったことか……
『(たかが骨董品に、もう7億も使ってるぞあの人…！
お陰様で生活費には困んねぇけど、いきなりそんな高額な金渡されたら誰だって戸惑うってーの!!)
……ﾊｧ)今日は静かで良かった……』
最近店にいるのに全く休めてない気がする……
というかむしろ疲れが溜まってる気がする……
ﾁﾘﾝ)
『いらっしゃい、何をお探しかな？
ゾム殿』
ゾム「エミさんがあんたの店に売ってるのは質がいい言うてうるさいんで、どんなもんかと思って来てみただけっすよぉー」
『…なるほど。バタフライナイフをお探しなんですね。ナイフは全て、向かって右手側にございます。
どうぞ、お好きな品をお選びください』
ゾム「……なんでわかったんや？」
『初めてお会いした時、貴殿は手袋を付けていませんでしたね。服装も、ごくごく一般的な格好でした』
ゾム「そら、ひったくり犯の役やったからな。普段の格好やと1発でわかるやろ？
けど、それがなんなんや？」
『貴殿の腕には無数の古傷がありますね。痛々しく、見ているのも辛くなるほどの。しかしその古傷は、全て同じ……そうですね、刃物によって付けられたものでした。
極めつけは、その左手の包帯』
ゾム殿はﾊｯとして、左手を隠した。
『ゾム殿は暗殺部隊所属でしたね。ということは…
貴殿は、小回りと応用がきく小型ナイフ…
バタフライナイフの様なものが欲しいのではないかと思いまして。
違いましたか？』
ゾム「…いや、合っとるで、ほぼ。
(こいつ…本当に隙を見せんな……)
そんじゃ、ゆっくり選ばせて貰いますわ」
『えぇ、どうぞごゆっくり』
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LIFE(プロフ) - 遥さん» ………あー(やっと気づいた)成程です。ご指摘ありがとうございます！ (2019年7月23日 1時) (
レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - LIFEさん» 二次創作であるため、ご本人様の目につかないようにするためです。 (2019年7月23日 1時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 遥さん» 検索避け……ですか？えと……Blと間違われないようにする為にですか？ (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 検索避けした方がいいですよ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 弱々しい勇者さん» わわわ……ありがとうございます！「こうしたい！」というのはあるのですが、中々どうして自分の脳みそが追いつかなくてですね--; 頑張って……2日に1回は更新したいですな← (2019年7月21日 16時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIFE | 作成日時：2019年5月29日 22時
