香山鈴が脇役となった理由 ページ6
鈴side
それは偶然だった
その日は早くに起きた
特に友達と一緒に学校行く予定もなかったから早めに登校した
教室にいても暇だったからカバン置いてふらふらとその辺を歩き回った
すると偶然
そこにAがいた
Aは一人でスポドリを作っていた
鈴(アイツ、確か…)
そこで私は疑問を抱く
鈴(あれ…男バレのマネって二人いなかったか…？)
そう思ったから私は木陰に隠れしばし様子を見ていた
「センパァイ、スポドリィ、できましたぁ？」
金髪に髪を染めた一年のマネが出てきた
なるほど…おそらく…
貴「うん、できたよ。持っていっておいで」
「…センパァイ、××、ずぅっと思ってたんですけどぉ」
絶対地声じゃねぇな
「辛くないんですかぁ？」
どの口が言ってんだ
そう言いかけたけど
その前に奴が口をひらいた
貴「さぁ、どうだろうね」
＿それは私に放たれた言葉ではない
分かってはいた
しかし私は今一瞬
奴に恐怖を抱いた
思わず座り込む
風が髪を揺らした
この時私は初めて
日川Aに興味を持った
それからの時間は早く過ぎていった
友達との登下校はせずAを見るためにバレー部の観客席にいた
「鈴ちゃんって最近付き合い悪いよね〜」
「わかる〜スイパラ誘っても"ウグォァァ"って奇声上げながら断るし」
自分が徐々に一軍から二軍へ、二軍から三軍へと落とされていくのは分かっていた
だがそんなことよりもAの方が重大だった
アイツの身に起こっていることのが酷かったから
そして秋、事件が起こる
私はけしてその間アイツを助けなかった
何故なら、アイツに何かアイツなりの策があるのではないかと思ったからだ
あるならそれを見てみたい。そう思った
そんな中、カクカクシカジカでアイツは退部させられそうになった時
「退部しろ」
奴は言った
貴「＿じゃぁ、もう殺してもいいよね」
ヤ バ イ
そこで私は遅すぎるが危機感を持つ
なんで気がつかなかった
おそらくコイツは今から
悪女を社会的に殺す気だ
学校にいられなくなるならないの問題じゃない
そう思ったら、足が動いていた
鈴「まて」
そこから私は悪女のこれまでの言動をばらし誤解を解いた
しかし双方のマネはやめ悪女は転校した
そうして私は決意する
コイツには制限が必要だと
コイツの周りには常に人がいる状態にしなければ
コイツは何をやらかすかわからない
だから私は主役から脇役へと位置を変え、奴を主役にした
これは興味本位でアイツを放っておいた自分への戒めなんだ
そしてその戒めは今も続いている
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 273人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
満月(プロフ) - 桜守緋さん» 仲切の場合、半ギレ状態で挨拶したので例外にさせていただいています。伊切は今のところふつうに自己紹介してるので、ギリまとも枠に入ると思います (2018年12月9日 10時) (
レス) id: a32a27231c (このIDを非表示/違反報告)
桜守緋 - 「まともに〜〜」の行で「伊切」とありますが「仲切」ではないでしょうか？気になったので指摘させていただきました。 (2018年12月9日 8時) (レス) id: 89cef5e76a (このIDを非表示/違反報告)
三那 - 日川と鈴が今後どうなっていくのかとても気になります！更新頑張ってください！ (2018年11月14日 21時) (レス) id: eb89fa6efd (このIDを非表示/違反報告)
＊＿無人＿＊(プロフ) - なんとww衝撃的なことがw爆弾発言過ぎて吹いたwwwバリ面白くて困ってますw更新頑張って！でも頑張り過ぎないで！ (2018年11月4日 12時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこいちご(プロフ) - やったァァ！！続編だー！更新頑張って下さい！ (2018年10月26日 23時) (レス) id: a6e8b7bab0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：満月 三日月 | 作成日時：2018年10月20日 16時
