偽りの家族との夢話

3話 ページ4

A視点

A「はい。どうぞ」

弟の黒が私の朝ごはん(？)を食べたいと言ってきたので。簡単にベーコンと目玉焼きを作って机に運んであげた。

黒「えへへ。ありがと…」

かわいいなあ…。と、黒が食べる姿を眺める

黒「はい。姉ちゃん。あーん」

A「…うん？」

黒「口開けて？？」

え。いやこれ恋人がする奴では…

黒「嫌なの？…」

上目遣い苦手。

仕方なく私は口を開けた。

黒「やたっ！美味しい？」

A「うん。美味しい。」

黒「えへへ〜。じゃ、食べ終わったら学校行こっか！」

A「はーい。」

私って弟に弱いのかな…？

ーーー

黒「よし、出発！」

A「学校久しぶりだねえ。」

黒「うん。課題終わった？」

…あまりそれは聞いて欲しく無かった。

A「え。まあまあ…黒は？」

黒「終わってない！！」

自信満々に答える所では無いぞ。黒…

A「ほほう…」

？「なーんの話してんだ？」

A「ぎゃっ！」

がしっといきなり肩を掴まれ、思わず悲鳴を出してしまった。

と、振り返ってそこに居たのは、幼馴染の聖だ

聖「あはは！そんなに弟にぞっこんラブなのか？」

A「んな訳ないでしょ！」

やばい。普通に焦ってしまった…

黒「…」

聖「…」

A「いやあ。ねー？うん。」

何だろう。あまり良くない雰囲気。

黒「学校着いたよ。」

聖「そだな…じゃな！」

A「ま、またね！」

学校に到着。

なんか、嫌な予感

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