10話 ページ11
黒視点
早回りして、俺は家に着いた。
そして自分の部屋へと入り、息を潜める。
しばらくすると姉ちゃんが帰って来た。
「ただいま〜…」
地味に疲れてるみたいだ。
「くろ〜？居ないの？」
そう姉ちゃんがドア越しで話し掛けて来た。
その瞬時、俺は姉ちゃんの手を引っ張り、床に押し倒した。
「えへへ。姉ちゃんが悪いんだよ…？」
ああ。そうだ。元は姉ちゃんが悪い…僕に内緒で他の男と話すからさ？
「え、なに？どうしたの…」
うーん。姉ちゃんも少しは俺の事を男として見ていたら、こんな風にならなかったんだろうな。
さてさて、どんなお仕置きがいいかな？
俺は少し考えて、姉ちゃんの首筋に噛み付いた。
まあ。理由は特に無いが、姉ちゃんが1番怖がるのはこれだろう。
「いっ…。やめて。黒…」
やめて？え…。元は姉ちゃんが悪いし、これは自業自得だよ？
そう言う姉ちゃんに怒りが沸いて、更に噛む力を強める。
それから数秒間。姉ちゃんはジタバタと抵抗したが、それは無意味だ。俺の方が力は強い。
もうそろそろいいかな。と、俺は姉ちゃんを解放した。姉ちゃんの首筋にくっきりと跡が残っていたので、つい嬉しくなった。
「ほら、姉ちゃんが僕のっていう印！えへへ。姉ちゃん嬉しい？僕も嬉しいよ」
そう俺は言って、ふふふっと笑う。
「ひっぐ…うあぁ…」
数秒後、姉ちゃんは泣き出してしまった。
意味が分からず、頭の中が真っ白になる。
俺が泣かせたのか？姉ちゃんを？
「あっ。怖かったよね。ごめ…」
そう俺は謝ろうとするが、姉ちゃんは走って逃げて行ってしまった。
一瞬、頭の中が空っぽになった。
あれ？あ、そっか。姉ちゃんまだ反省して無いから、反抗的な態度取るのか！やっと理解出来たよ！
なるほどね。
じゃあ俺が躾てあげなきゃ！二人きりの時、次はもっと怖いお仕置きしてあげよ！
楽しみだなあ…
そう俺は部屋の中でニヤリと笑った。
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ねね - オレンジさん» コメントありがとうございます！！これからも更新させて頂きますので、何卒よろしくお願い致します。 (2019年8月30日 9時) (
レス) id: b2776cce7a (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - ドキドキして続きが気になります。男子のキャラも好きだけどヒロインも鈍感で可愛いですね！応援してます！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 26544837df (このIDを非表示/違反報告)
ねね - lkwistervenさん» ヤンデレ要素では無く最初はシスコンでしたか、、、、すいません！コメントありがとうございます。 (2019年8月6日 18時) (レス) id: 2e9474cc61 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - maiさん» コメントありがとうございます！引き続き更新させて頂きますので、何卒よろしくお願い致します (2019年8月6日 18時) (レス) id: 2e9474cc61 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - ごめんヤンデレが付いてなくてちょっと最初の所だけ見たら弟君がシスコンだよ！ハハッ (2019年8月6日 14時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねね | 作成日時：2019年7月25日 19時
