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一頻り笑った後で目から涙を拭う。
もうただおかしくて、ハンカチとかっていう考えが及ばず自分の半袖のTシャツの袖で拭いた。
「そんなに笑う事じゃないと思うんだけど」
「いや、すみません、もう掘り返さないで下さい、また笑っちゃうんで」
んふふと堪え切れない分が出た。
いや何がおかしいってひよこと似てる事もそうだけど、そのひよこが薄汚れてるという事が駄目だった。
ジミンの顔が灰色でぼやけてると思ったらそれがおかしくて。
しかも事の経緯をざっくり話すとまたジミンが拗ねた様に唇を尖らせるから追い討ちだった。
勿論ジミン自体は全く汚れてなんてないのに、こんなに笑えるなんて自分でも意外だ。
鼻から息を吸い込んで口から吐き出して心を鎮める。
落ち着いた、大丈夫。
「Aが笑ったから別にいいけど」
何の気なしに横を見た。
何の意識もなく自然と。
仰向けでいると思ったのに、私の方に身体ごと向けてるジミンが同じ目線で至近距離でいて。
「なんでそんなに可愛く笑えるの？」
こんな時に限ってジミンはサングラスを掛けていないから、一重瞼の穏やかな瞳にしっかり私が映って見えた。
心臓が跳ね上がる。
「、…別に可愛くは…」
ジミンの目に映る自分を見たくなくて目を逸らした。
しっかり否定したいのにそれが出来ないのは動揺しているからだ。
再度青い空に目を向けると白い雲がいつの間にか一つもないだの青一色。
その背景に鮮やかなオレンジ色と影が落ちる。
頭の両脇にジミンの手があって見下ろされてると気付くのにそう時間はかからなかった。
ハンモックのネットから鈍い軋んだ音。
「
淡い桃色の厚い唇から唐突な話しが出てくる。
ジミンの目が私の何処を見てるのか分かるくらいの距離で。
「ジョングギにはああやって平気で笑うのに、俺には簡単に笑ってくれないんだって思ったら」
言葉が中途半端な位置で止まったのは目の動きも止まったからなんだろうか。
どのみち私の心臓の鼓動は狂った様に速い。
ジミンの右手が触れるか触れないかくらいの力で、私の唇をなぞった。
「
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かむ(プロフ) - リンゴ酢さん» ありがとうございます😌お洒落は初めて言われました！笑 次回作考え中なのでよかったらまた読みに来て下さい！ (3月11日 10時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ酢(プロフ) - かむさんの小説読みやすくてオシャレ(？)でいつも更新されるのを心待ちにしてます🥹💞これからも楽しみにしてます₍ᐢ•͈༝•͈ᐢ₎♡ (3月11日 3時) (レス) @page32 id: 5c0db9e802 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - サマンサさん» ありがとうございます😂ジミンさんかっこつけたいので応援してあげて下さい！笑 (3月9日 21時) (レス) @page20 id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
サマンサ(プロフ) - 70話の会話のテンポ好きです！ジミン応援したくなります！ (3月9日 21時) (レス) @page20 id: 78ef7cafd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年3月7日 20時
