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「ジミニヒョンとどうなりました?」


絶対に言うだろうな、とある程度予想していたけれど流石に"おはようございます"の次にその言葉が来るとは予想出来なかった。
私の詰めが甘かった。


「、別に何も」


「いやそんな訳ないでしょ!」


何故かタメ口で突っ込まれてじわじわと顔が熱くなる。
思い出したところで"別に何も"なのは事実なのだけれど、何にカッカしてるのかと言われればジミンの言葉の端々だ。


「まさか店長、ジミニヒョンの事、振るなんて事…しませんよね?」


店内の冷房の温度を少し下げる私と、手を動かしながらもその話題を止めないジュンソ。


「振るとか振らないとか、ジュンソに言うと思う?」


「俺がひまわりの配達したんですから、全然言う必要あると思いますけどねぇ」


どんな定義で配達なんて言ってるのか。
店先で受け取った向日葵を店の中に持って来ただけの話しなのに。
都合の良い解釈をしたジュンソが今日も通常営業で笑える。


馬鹿な事言ってないで、なんて言う事もなくぶつくさ言い続けるジュンソを放置して店の外へ。
今日も快晴で日除けのオーニングが必要だ。

レバーを手動でカラカラと回すその視線の端。


「、朝早いですね」


「そうだね、俺元々早起き苦手なんだけど、今は何故か(・・・)早く起きられるようになったんだよね」


"何故か"の部分を強調して微笑んだジミンが朝の日差しの下でオレンジ色の髪をキラキラさせている。
それが眩しくて目を逸らす。

サングラスを掛けてるのに今日は淡い焦げ茶色のレンズで目がハッキリ見えてしまうから余計。

誕生日まであと数日しか猶予がないのに、覚悟を決めたり気持ちを落ち着かせる暇はないようだ。
止まった手を動かしてオーニングで日陰を作る。

オーニングが止まって私達も日陰の下に。


「はい、これあげる」


レバーから手を離した私にジミンが差し出した花一輪。
クルクマの花だ。
私が"なんで?"という表情だったのか、照れ臭そうに頸辺りを触るジミンが


「"あなたの姿に酔いしれる"って事で」


そんな事を言って目を合わせてくるから、日除けの下じゃなくて炎天下かと錯覚した。

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設定タグ:BTS , ジミン , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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かむ(プロフ) - リンゴ酢さん» ありがとうございます😌お洒落は初めて言われました!笑 次回作考え中なのでよかったらまた読みに来て下さい! (3月11日 10時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ酢(プロフ) - かむさんの小説読みやすくてオシャレ(?)でいつも更新されるのを心待ちにしてます🥹💞これからも楽しみにしてます₍ᐢ•͈༝•͈ᐢ₎♡ (3月11日 3時) (レス) @page32 id: 5c0db9e802 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - サマンサさん» ありがとうございます😂ジミンさんかっこつけたいので応援してあげて下さい!笑 (3月9日 21時) (レス) @page20 id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
サマンサ(プロフ) - 70話の会話のテンポ好きです!ジミン応援したくなります! (3月9日 21時) (レス) @page20 id: 78ef7cafd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かむ | 作成日時:2024年3月7日 20時

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