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目を伏せたジミンが何か観念した様に息をゆっくりと吐き出して
「
想像より容易く白状した。
しかもその後で'あーあ'なんて夜空を仰いだりなんかして、鎌をぐしゃぐしゃと掻いたりもして。
その一連の動作を見てることしか出来ない私。
何故ってまだ整理がつかないからだ。
あれもこれもジミンがした事だと判明したけれど、整理がつけられなくて聞き出せない部分がある。
聞きたいけれど、聞けない。
あのリボンの言葉、向日葵の本数。
"そのひまわりくれた奴、Aの事好きなんじゃないの？"
鮮明に覚えてる理由は勿論、相手がジミンだから。
私の気持ちは全く消えてないからだ。
空を仰いでいたジミンのその横顔が私に向き直る。
その表情はどこか気まずそうな表情で、それを表すかのように人差し指で鼻の頭を掻く。
「なんでかって言うと、嫌いって言ってたから」
そんなジミンが目をそっちこっちに泳がせながらぽろぽろと言葉を口にし始めた。
「嫌いって言われたから、俺が店に行ったとか、ひまわりが俺だとか、そういうのバレる前にもう一回最初からやり直そうと思ったんだけど」
「、最初から、…？」
私のそれはやっと出た覚束ない言葉だったがジミンはしっかり聞こえたようで、右往左往していた目をしっかり私に定めて'うん'と。
「最初、
"こう"と言いながら両手を宙でぐりぐりと捻るような動きをしたジミン。
その後で落ち着きなくまた目を逸らして。
「だからその…Aの誕生日の時までに少しでも、俺の方に向くように、頑張ってたっていうか」
ジミンの声のボリュームが大きくなったり小さくなったり。
言葉尻が弱くなるし顔を背けてしまうから、"ていうか"の後の言葉は全く聞き取れなかった。
それでもこの数分の間、私の心音はずっと大きくて速くて言えば胸がつかえそうな程。
この苦しさが愛しくて唇を噛み締めた。
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かむ(プロフ) - リンゴ酢さん» ありがとうございます😌お洒落は初めて言われました！笑 次回作考え中なのでよかったらまた読みに来て下さい！ (3月11日 10時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ酢(プロフ) - かむさんの小説読みやすくてオシャレ(？)でいつも更新されるのを心待ちにしてます🥹💞これからも楽しみにしてます₍ᐢ•͈༝•͈ᐢ₎♡ (3月11日 3時) (レス) @page32 id: 5c0db9e802 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - サマンサさん» ありがとうございます😂ジミンさんかっこつけたいので応援してあげて下さい！笑 (3月9日 21時) (レス) @page20 id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
サマンサ(プロフ) - 70話の会話のテンポ好きです！ジミン応援したくなります！ (3月9日 21時) (レス) @page20 id: 78ef7cafd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年3月7日 20時
