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でもまぁ、そのご指摘通り、それだけ好きなのだ。
ファンだファンだと言ってた時にはきっともう沸々とそういう感情があったのだ。
でも、"ファン"の好きだと思い込んでいたから。
あの時だ。
ユンギに"ファンになった"って言った時には既に_____
「A」
両頬を手で触るとやっぱり熱い。
隣のユンギはそんな私にお構いなしで、こんな至近距離から話しを続ける。
「もう出ていくのは決定してんの?」
ユンギの横顔は冷やかしたり揶揄ったりするような感じはなくて、真面目なトーンの言葉だった。
だから'はい'と頷いて。
「今更やっぱり出て行くのやめますとは言えないんで、私が言い出した事だし」
頬の熱が引いていく。
ユンギの隣にはもう居られない現実が顔の熱を奪っていく。
「もう新しい家決まった?それとも探し中?」
ユンギの淡々とした質問は続く。
「いえ、今日内見に行く事が決まったばっかりで、明後日仕事の後で行くんですけど」
「明後日?あーそう」
真面目に淡々と話していたからか、会話の終わり方も何ともあっさりで拍子抜けした。
確かに、ユンギが"行くなよ!"なんてドラマのように引き止めるような人には見えないけれども。
私が居なくなっても別に大した問題じゃないみたいな返事ではないか、"あーそう"は。
でも家を出て行く事は決定事項で、それに対して"引き止めてくれないんですね"なんて言えないし。
好きって言われたのは都合の良い幻聴だったのだろうか。
「じゃあ明後日さ」
すっかりクールダウンした私にユンギの話しが続いた。
「仕事終わって内見行く前に連絡して」
「、何でですか?」
クールダウンしたからかやや冷ややかな口調になってしまった。
が、ユンギは気付いてないようで。
「どんな所か俺も見たいから一緒に行こうと思って」
保護者の様な事を言う。
別に一緒に見に行くくらい構わないのだけれど、こことは規模もクオリティも雲泥の差がある家にユンギを連れて行くって?
"無し"と思ったけれど'分かった?'と鋭く念押しされて首を縦に振るしかなかった。
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かむ(プロフ) - にゃんさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます🥹しかも新しいのまで!何回でも読み返して下さい!笑 (4月2日 15時) (レス) id: 5dfe42fd36 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - ユンギさんのお話最高でした!!最高すぎるのでもう一度読み返しに行ってきます!!(今更新中のお話もとても楽しく読んでます!私の日々の楽しみです!) (4月2日 12時) (レス) id: b48cf01a74 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - u512さん» 私のペンになんて嬉し過ぎます🥲✨私もいつも終わらせたいような終わらせたくないような気持ちで書いてます!(笑)最後まで読んで頂きありがとうございます🥹 (4月1日 10時) (レス) id: fb7c0dcb39 (このIDを非表示/違反報告)
u512(プロフ) - やはり最高です‼️‼️かむさんペンになってしまいました‼️一生終わらないで欲しいと毎度思ってます‼️最強に拗らせられました‼️‼️これからも楽しみにしています🥹✨ (4月1日 9時) (レス) @page34 id: 37a21340a3 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - 苺あめさん» 見てきたかのようななんて嬉しいです🥹こちらこそ読み続けて頂いてありがとうございます! (3月31日 20時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かむ | 作成日時:2024年3月27日 23時