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飛行機でゆっくり寝れなかった分をタクシーで取り戻した感はあった。
伸びをしてキャリーケースをトランクから出すとタクシーはさっさと行ってしまった。
着いた。
新しい私の家。
以前住んでた所と大して築年数も広さも変わらないが、より会社に近い所を選んだ。
だから少し値段は割高になったが、徒歩圏内なのは大きい。
荷物はもう大半届いている。
家電は明日来る予定で家具はこれから見に行くのもある。
仕事復帰は来週からにして正解だった。
階段を上がって三階の一部屋。
大家から聞いていた初期の暗証番号を玄関のテンキーに入力すると懐かしい機械音が響いた。
「早かったじゃん」
玄関を開けてすぐ。
胡座をかいた人が座っているなんて思ってなかったから、それはまぁかなり驚いた。
「、何やってんの…？！」
それでも良く知る人物な訳で驚き損。
「何ってお出迎えでしょ」
'おかえり'と、親を家で待つ子供の様に笑って言ったジョングクと会うのも約二ヶ月ぶりだ。
その笑顔に一瞬ドキッとしてすぐ安堵に変わる。
戻って来たという安堵だ。
「ここ近くていいね」
まだまだ人が住める状態じゃない家の中を伸び伸びと歩いたり時々長い手足を器用に使って優雅に踊ってみたり。
そんなジョングクがキッチンにいる私に言った。
「だから選んだの。あ、そういえばジミニは元気？最近話聞いてなかったなって、さっき思って」
日本から送ったキッチン用品の箱の中身を取り出しながら聞く。
「元気だよ、ヌナが来たらまたご飯食べに行こうって言ってたし」
「そうなんだ、じゃあ安心した、良かった」
本心だ。
本当に食事に行くかどうかは分からないけれど、そうやって言ってくれる事だけで気まずくはならなそうだと思って。
過去の事を今いくら言っても仕方がない。
ジミンにはまたきっと素敵な人が現れる、いくらでも。
「ヌナ」
しゃがみ込んで荷物を整理する私の隣にジョングクが同じ様にしゃがみ込んだ。
前にもこんな事があった、なんてまだ寒空の屋上庭園を思い出していた。
「今、誰のことが好きなの？」
あんなに合わなかった羨ましいくらい大きく力強いジョングクの瞳に私がしっかり映っていた。
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かむ(プロフ) - あこさん» それは作中のジミン氏が泣いて喜ぶやつ言葉ですね🥹最後まで読んで下さってありがとうございました！ (2月29日 7時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 最後の最後でジョングクと付き合うのは予想してなかったです😖⤵ジミンとくっついて欲しかった🥺次はジミンが幸せになるお話をお願いしますm(_ _)m楽しみにしていますね(*^^*) (2月29日 5時) (レス) @page40 id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - Tearさん» レスが遅くなってすみませんㅜㅜこちらこそ最後まで読んで下さってありがとうございます！！ (2月27日 21時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
Tear(プロフ) - かむさん…最高です！本当に最高しか言えないです！素敵なお話ありがとうございます！ (2月24日 22時) (レス) @page40 id: f87fa27e4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - senra1003さん» いやいや恐れ多いですぅぅ…ㅜㅜでもそうやって言って頂けると本当に励みになります(；ω；) (2月23日 9時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年2月20日 19時
