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「おかえりAー!」


"かんぱーい!"という日本語がなぜか気恥ずかしくて言えなかった。
そんな私を他所に久しぶりに会う友達達は相変わらずといった感じで変わっていない事は嬉しく思う。

定期的に帰国はしていたけれど、なんせ長くても一週間程で蜻蛉返りだったから友達と時間や日にちを気にせず会えるのは年単位で久しぶりなのだ。


「急に日本に住むって言うからびっくりしたじゃん」


「だよねぇ。笑 私もずっと向こうに住む気でいたし、ほんと何があるか分かんないなぁと思う」


「でも帰って来てくれたからこうやって4人でまた時間合わせて会えたわけだしね」


「そうだよ!どうせ向こうに彼氏もいなかったんでしょー?」


瞬間、ジョングクの顔が過ぎった。
でも直ぐにここの騒がしさに掻き消される。


「、そんなの作ってる暇なかったのー。仕事ハード過ぎて辞めたってさっき言ったじゃん」


お洒落な横文字の甘いジュースみたいなお酒をガバッと飲み干す。
緑の瓶の焼酎以外を飲んだのも久々だ。

アルコールかどうかも怪しいくらいほぼジュースでそれを怪しんでる私の肩を誰かが叩いた。


「そんな事だろうと思って、今日はあと何人か呼んでるの」


肩を叩いたのは友達の一人で。
そう言ってふふふとわざとらしく笑って見せた。
まだ酔うには早過ぎるはず、と空になってないコップを確認した。

私以外の三人ともまだコップは空いてない。
しかも一杯目。
やっぱりそうだよな、と納得した直後。


「こんばんは」


ゾロゾロとやって来た男性四人。

"あと何人か呼んでるの"
数秒前に友達から放たれた一言が合致した。
四人にしては余裕のある席だなーなんて案内された時に思った。
この為だったのか。

呆然としているうちにゾロゾロと男性達は空いてる椅子に座って余裕のある席から人数ぴったりの席に変わった。

サムギョプサルじゃなくお洒落な居酒屋。
緑の焼酎じゃなく甘いカクテル。
韓国語じゃなく日本語。

ジョングクじゃない男性。

何もかもが違う。
日本は自分の母国なのに、こんな風に思ってしまうのはまだまだジョングクを忘れられそうにないからだ。

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設定タグ:BTS , ジミン , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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かむ(プロフ) - あこさん» それは作中のジミン氏が泣いて喜ぶやつ言葉ですね🥹最後まで読んで下さってありがとうございました! (2月29日 7時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 最後の最後でジョングクと付き合うのは予想してなかったです😖⤵ジミンとくっついて欲しかった🥺次はジミンが幸せになるお話をお願いしますm(_ _)m楽しみにしていますね(*^^*) (2月29日 5時) (レス) @page40 id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - Tearさん» レスが遅くなってすみませんㅜㅜこちらこそ最後まで読んで下さってありがとうございます!! (2月27日 21時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
Tear(プロフ) - かむさん…最高です!本当に最高しか言えないです!素敵なお話ありがとうございます! (2月24日 22時) (レス) @page40 id: f87fa27e4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - senra1003さん» いやいや恐れ多いですぅぅ…ㅜㅜでもそうやって言って頂けると本当に励みになります(;ω;) (2月23日 9時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かむ | 作成日時:2024年2月20日 19時

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