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ジョングクに開けて貰ったピアスは薬を使うような事にはならなかった。
経過過程を調べてみたところ"膿んだ""腫れた"と怖いワードを見かけて暫く怯えてジョングクから貰った塗り薬をお守りにしていた。
鈍い痛みはあっという間に引いた。
「そういえば、ピアス開けたんだね」
隣から先輩が話しかけて来た。
髪を縛っているから耳が露わになっていた事もあって、先輩の目線は私の右耳だ。
「自分で開けるのは怖くて人にやってもらいましたけどね」
苦笑いしながらそう答えてふと触れたピアスはもう全く痛みを感じなくなっていた。
「何で開けたの？ピアッサー？」
「いえ、何でしたっけ…あ、注射針みたいな、そのまま好きなピアス入れられるっていう」
「あーニードル？」
「あ！それです！あんな太いの刺すとか正気の沙汰じゃないと思ったんですけど、ジョングギが一瞬で終わるって言うから」
でも本当に一瞬だった。
なんて数週間前の出来事を思い出しながら話したせいでジョングクの名前を口に出してしまった。
先輩の前で私がジョングクの名前を出したのは今回が初めてだ。
「ジョングギに開けてもらったの？」
先輩の質問に内心微かに"やってしまった"と思ったけれど、何故そう思ったのかは明確だ。
ジミンの件があるからだ。
一介のスタッフがアーティスト相手と必要以上に親しくなる事があってはならないって。
現に先輩からもジミンには気をつけろと言われてこの有り様な訳だし。
無論、先輩に口が裂けてもジミンが好きだなどと言えないけれど。
言った事は消せないのは当然で小さく'はい'とだけ答えて思わず目を伏せた。
「そっか」
しかし先輩の返事は予想とは違って呆気ないもので伏せた目はすぐに先輩に戻る。
事実、何が言われても私はジョングクのジミンの連絡先も知らない。
それで親しいなどと誰が思うか。
連絡先も知らない…
ジミンの顔がちらついてふと胸の奥が詰まる。
「ねぇA」
勝手に思い耽る私を長い髪を器用に束ねる先輩が言う。
「ジョングギと仲良いのは分かったけど、まさかジミニには…気をつけてるよね？」
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かむ(プロフ) - あこさん» それは作中のジミン氏が泣いて喜ぶやつ言葉ですね🥹最後まで読んで下さってありがとうございました！ (2月29日 7時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 最後の最後でジョングクと付き合うのは予想してなかったです😖⤵ジミンとくっついて欲しかった🥺次はジミンが幸せになるお話をお願いしますm(_ _)m楽しみにしていますね(*^^*) (2月29日 5時) (レス) @page40 id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - Tearさん» レスが遅くなってすみませんㅜㅜこちらこそ最後まで読んで下さってありがとうございます！！ (2月27日 21時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
Tear(プロフ) - かむさん…最高です！本当に最高しか言えないです！素敵なお話ありがとうございます！ (2月24日 22時) (レス) @page40 id: f87fa27e4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - senra1003さん» いやいや恐れ多いですぅぅ…ㅜㅜでもそうやって言って頂けると本当に励みになります(；ω；) (2月23日 9時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年2月20日 19時
