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「ジョングギが謝る事じゃないじゃん…」
私が悪いだけ。
ジョングクも先輩も気をつけてと言っていたのに私が流れに流されて手中に収まった、それだけ。
私の言葉にジョングクは何も言わないまま、前髪を手でぐしゃぐしゃと雑に掻きむしった。
言い表せない不快な感情をそこにぶつけてるみたいに見える。
実際それをやりたいのは私の方なのだけれど、代わりにジョングクがやってくれるおかげか意外と冷静だ。
冷静ではあるが冷たいお腹の中の温かさを取り戻すのは難しそうだ。
二人とも口を開けずにブゥンというパソコンの機械音だけが時々聞こえる。
「、ジョングギは優しいね」
今になって再びそれを口にする。
ジョングクの様子を見るとハッと鼻で笑って
「優しかったらこんな事になってないじゃん」
そんなネガティヴな言葉が返ってくると思わなくて困惑してしまった。
'優しいでしょ'ってニッと悪戯っぽく笑って言うと思っていたのに。
責任を感じているんだと分かる。
だからこれ以上気休めみたいな言葉を言ってもジョングクの存在にどれだけ感謝しているかという事も伝わらなさそうだ。
私がこれ以上ここにいる事でジョングクがこのままなら余りにも気の毒だ。
不必要な事で落ち込んでジョングクが無駄に自責の念にかられるなど。
「、もう行かなきゃ」
椅子から立ち上がって敢えて義務形で言った。
何の予定もない週末でも、だ。
「ピアス開けてくれてありがと」
'あとこれも'とポケットに入れた薬を取り出して。
もう片手は既にこの部屋のドアノブに掛けている状態だ。
忠告されていたのに相手が相手なのもあるが、自分は大丈夫だと思っていた。
完全に傲りだ。
まんまと落とされて好きになって彼女がいると知って勝手に沈鬱になって、世話ない。
「ヌナ」
ドアを開けようとした直前、すぐ背後で声がした。
振り向くと私を見下ろすジョングクと目が合う。
「
そう言ったジョングクの方がよっぽど泣きそうな顔をしていた。
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かむ(プロフ) - あこさん» それは作中のジミン氏が泣いて喜ぶやつ言葉ですね🥹最後まで読んで下さってありがとうございました！ (2月29日 7時) (
レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 最後の最後でジョングクと付き合うのは予想してなかったです😖⤵ジミンとくっついて欲しかった🥺次はジミンが幸せになるお話をお願いしますm(_ _)m楽しみにしていますね(*^^*) (2月29日 5時) (レス) @page40 id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - Tearさん» レスが遅くなってすみませんㅜㅜこちらこそ最後まで読んで下さってありがとうございます！！ (2月27日 21時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
Tear(プロフ) - かむさん…最高です！本当に最高しか言えないです！素敵なお話ありがとうございます！ (2月24日 22時) (レス) @page40 id: f87fa27e4a (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - senra1003さん» いやいや恐れ多いですぅぅ…ㅜㅜでもそうやって言って頂けると本当に励みになります(；ω；) (2月23日 9時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年2月20日 19時
