第７話 ページ8
翌朝になると街中が騒がしかった
____イル王が殺されたなんて…それにヨナ姫が誘拐されたらしい
____何でも犯人はあの“雷獣”らしい
____どうなんだろうな、この国
____まぁ、今よりはましになんじゃねーか？
____そう願いたいな
そういう話を街の全体から聞こえてくる
…何も知らない誰からか聞いた噂で話を進めていく民達。
雷獣が犯人？ヨナの護衛が？有り得ない。
怒りが、憎しみが心を揺さぶる
それは何も知ろうとしない民達にむけてなのか、ましてはこのことを予測しながらも動けなかった自分に対してなのか…
A「ハク…」
不安を抱えながら馬に乗り、4人の従者と山道を歩く
ﾁﾀﾞｲ「…A様、神官様はこの先です」
少し明るく声をかけてくれるﾁﾀﾞｲ
…そうだった
私には私のやるべき事がある
A「ありがとね、ﾁﾀﾞｲ…」
私は上手く笑顔を作れたかわからないが今できる最高の笑顔でお礼をした
ｳｨﾝ「A様、少し休まれてはどうですか？」
ｼｬｲﾝ「そうですよ、あっちに川もありますし」
ﾕｷﾅ「いつ見つけたんだお前は！」
ﾁﾀﾞｲ「馬も休ませないといけませんし」
彼らなりに気を使ってくれたのか…
A「そうしましょう、ｼｬｲﾝ、悪いんだけど馬にお水を」
ｼｬｲﾝ「りょうかいで〜す」
4人はテキパキと動き、ﾕｷﾅは非常食を作ってみんなに配っていた
少しの休息を入れた後、本題にうつる
A「さてさて、ﾁﾀﾞｲ、神官様の家はここからどれくらいなの？」
ﾁﾀﾞｲ「あぁ、すみません！
ここら辺の付近なのですがどうもこの能力、少し衰えたようで…わからないんです」
苦笑いをしながらいうﾁﾀﾞｲ
衰える…？
久々だったからなのに…
A「…どうしましょう。無駄に体力は使いたくないし」
ｼｬｲﾝ「使えねぇなぁ…なんのためにいるんだか」
ﾁﾀﾞｲ「もういっぺんいってみろ」
ﾕｷﾅ「二人共止めなさい！」
ｳｨﾝ「今、A様は考えています。
邪魔をしないでいただけますか？」
いやいや、ｳｨﾝ…なにもそこまで考えてないんだけど？
と心中で突っ込むが口にはせずに愉快な会話を楽しんだ
A「あら、本題を忘れるところだったわ
…でわ、私がどうにかしますので少し離れて」
4人が離れたのを確認し、私は目をつぶり五感に集中させる
そして心の中に語りかける
A『我が名は____王、神官様、私の言葉に耳を傾けては貰えませんか？』
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セレーナ - 続きを書いてほしいわ^ - ^できたら更新停止を外して更新頑張って (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 60c907fcf4 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 早く、続きが読みたいです！更新頑張ってください！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - キャラクターなど、能力とか工夫されていてとても面白いです！！更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！がんばってください！(( o(｀･ω･ ´)o )) (2017年9月25日 17時) (レス) id: 7dd6445912 (このIDを非表示/違反報告)
百龍(プロフ) - 結葵乃さん» 申し訳ございません！レス返すの遅くなってしまいました…！ 面白いと言って頂けて感激です！これからもよろしくお願い致します!! (2016年7月19日 17時) (レス) id: b5156c55ad (このIDを非表示/違反報告)
結葵乃(プロフ) - この小説がおもしろくていつも楽しみにしてます頑張ってください (2016年7月15日 20時) (レス) id: fe87636d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百龍 | 作成日時：2015年10月20日 16時
