第３０話 続き ページ31
ツルが勢いよく投げた岩がウィンに向かっていく
ウィンは武器を構えようとするが後ろに背負っていた武器はなかった
A「ごめんね、ウィン」
ウィンの武器はさっき別のツルが奪っていた
今は私の手元にある
A「さぁ、チダイ貴方の答えを…」
チダイ「俺は…！」
覚悟を決めたようにチダイの目と髪が光を灯す
チダイ「A様の従者だ！」
足で地面を踏みつけるとウィンの前に土の壁ができる
ガンッ！
大きな音がし、岩はチダイの作った壁にあたってバラバラとなり崩れた
A「やっぱり…」
チダイの能力は“ 地 ”と“ おもい ”が繋がっている
だから、自由に操ることもできる
チダイ「俺…これ……」
自分の作った壁に触りながら呟く
チダイが触った瞬間、壁は砂となりなくなった
A「私の能力の種類は限界がない。
でも、貴方達は違う。ひとつの能力の中にたくさんの種類を秘めているの」
私の話を静かに聞く二人
A「チダイの力は大地を操る能力があるの
それにウィンには風を…ね？」
シャイン「俺は！？」
水を作り終えて光の速さでこっちの話に割り込んできた
A「また今度ね」
シュンとへこんで項垂れる
A「この岩、チダイの…貴方の力があれば…」
きっと、元の場所に戻せる。傷つくことなく
岩や木、そんな自然たちは人間に利用され、壊されつくられていくもの
そんなものたちが傷つくことはない。
チダイ「そうですね、やってみます！」
目と髪を神々しく光り、その光は次第にキャラメルのような色になった
そして地を踏みしめるように1歩踏み出す
その瞬間岩は浮き、川を避けるように転がり落ちた
チダイ「これが…俺の力？」
岩や土を自在に操ることができる能力
そして、地を伝い人物を見つける能力
他にもあるけれどこれからゆっくり知っていけばいいんだ
A「これで終了ね」
私は手で輪っかを作り、その中から光を纏った蝶を生み出す
数匹ではない、万…億くらいはいると思う
A「この都をよろしくね」
近くの蝶にキスをすると蝶たちは川の全体に…いや、都全体に広がっていった
ウィン「綺麗ですね」
流れるように群れをつくって動く蝶たちはまるで星のようだった
A「さぁ、次に向かうよ」
シャイン「次？」
A「“青龍の元へ”＿＿」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
セレーナ - 続きを書いてほしいわ^ - ^できたら更新停止を外して更新頑張って (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 60c907fcf4 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 早く、続きが読みたいです！更新頑張ってください！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - キャラクターなど、能力とか工夫されていてとても面白いです！！更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！がんばってください！(( o(｀･ω･ ´)o )) (2017年9月25日 17時) (レス) id: 7dd6445912 (このIDを非表示/違反報告)
百龍(プロフ) - 結葵乃さん» 申し訳ございません！レス返すの遅くなってしまいました…！ 面白いと言って頂けて感激です！これからもよろしくお願い致します!! (2016年7月19日 17時) (レス) id: b5156c55ad (このIDを非表示/違反報告)
結葵乃(プロフ) - この小説がおもしろくていつも楽しみにしてます頑張ってください (2016年7月15日 20時) (レス) id: fe87636d3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：百龍 | 作成日時：2015年10月20日 16時
