第２６話 心の暗闇 ページ27
＿＿また、ここか…
真っ暗な世界
何を見ているのか果たして見ていないのかもわからないそんな世界
A「ここはやたらと不安になる」
呟いたつもりだが声が出ているのかもよくわからない…
＿＿「殺しなさい。“あれ”を」
A「！」
突然聞こえてきた声…それは紛れもなく私の声だった
そして映像がうつった
…私が兵士達を殺している映像が
A「……なぜ………」
考えても何も出て来ないのにひたすら何が起こったのか思い出そうとする
だけど、上流にいったことまでしか思い出せない…
＿＿「何故じゃないわ。」
そんな中、声が響いて聞こえてきた
あたりを見回すがやはり真っ暗で何も見えない
＿＿「どう？久々に人を殺した気分は」
“ 久々に ”その言葉が心に残る
消せない過去が蘇る
私が、まだこの世界に絶望していた過去…
A「誰？」
冷静を装い何処かに向かって話しかける
＿＿「私？私はあなた。」
A「私…」
言葉にならない衝撃だった
頭ではわかっていた…あれは＿＿昔の私
絶望していた…残虐を楽しんでいた時代の…
＿＿「最近、忘れていたでしょ？
思い出してあげたのよ？あなたの過去を」
＿＿「忘れたなんて言わせないわ」
＿＿「罪をおかし、堕ちた神……いや自ら地上に降り立った哀れな神だったかしら？」
笑い声が聞こえる
私を馬鹿にしているような笑い方だ
A「確かに…」
＿＿「何？認める気になったの？」
A「罪をおかした。それは変えられない事実」
＿＿「その通りよ。だから…闇に落ちなさい」
そういって入り込んでくるドロッとした感情
気持ち悪い、嫌な感情だ
A「それでも…希望を貰った身として人を支える！」
胸に六芒星を描き、力を込める
A「消えなさい。私の片割れ！」
ビリビリと体から離れていくのを感じた
そして痛みと苦しみも感じた
＿＿「お…まえ……は………所詮…人ではない…」
そう言い残し、消えていく
＿＿人ではない
そんなことは前からわかっている
だけど…ハクや、シャイン、ユキナにウィン、チダイ達に希望をもらい、生きる意味を貰った…
だから……今度は私が神として恥じぬように生きていく
そのためにはまず、ヨナを…紅き龍を助けないければ
＿＿希望を胸に生を望む
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セレーナ - 続きを書いてほしいわ^ - ^できたら更新停止を外して更新頑張って (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 60c907fcf4 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 早く、続きが読みたいです！更新頑張ってください！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - キャラクターなど、能力とか工夫されていてとても面白いです！！更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！がんばってください！(( o(｀･ω･ ´)o )) (2017年9月25日 17時) (レス) id: 7dd6445912 (このIDを非表示/違反報告)
百龍(プロフ) - 結葵乃さん» 申し訳ございません！レス返すの遅くなってしまいました…！ 面白いと言って頂けて感激です！これからもよろしくお願い致します!! (2016年7月19日 17時) (レス) id: b5156c55ad (このIDを非表示/違反報告)
結葵乃(プロフ) - この小説がおもしろくていつも楽しみにしてます頑張ってください (2016年7月15日 20時) (レス) id: fe87636d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百龍 | 作成日時：2015年10月20日 16時
