第２１話 ムンドク ページ22
＿＿ムンドク「…では、貴方があのラノス王…」
A「！……ご存知でしたか。」
存在は極一部の者しか知られていないはずだった
A「どこからその名を…？」
ムンドク「あぁ…すまない。イル陛下から、少し…」
イル陛下が…？私の存在がラノスとだとは知られていないはず…
ムンドク「ラノス王は必ずこの国におると申されてた…その時は冗談かと思っていたが…な」
A「そう…ですか……」
何を根拠にそんなことを言っていたのかわからないが、存在が知られるのはまずい…
私の存在を知ればどうなることやら
A「…ムンドク殿」
考えを巡らせつつ話を続けた
A「風牙の都は無事でしょうか…何か変わったことなどはありませんか？」
そこまで言うとムンドクは目を丸くし、微かな声を出して笑った
ムンドク「大丈夫。ここは強いからな」
A「しかし…」
言葉を続けようと思い、それを振り払った
＿＿私がここにだけ執着してはならない
ムンドク「Aさん、では一つだけ頼めるか？」
気を使ってくれたのか、困っているのかわからないがムンドクが話し続ける
ムンドク「実はな、川の水を止められてしまってな……出来れば自然に元に戻してほしい」
川の水を…？止められた？？
そんなことしたらここに生きている人達も、動物も死んでしまう…
A「スウォン兄様…」
何処まで墜ちてしまったの…あんなに優しく弱々しい人が……なぜ？
ムンドク「引き受けてくれるか？」
A「えぇ。もちろんです＿＿
＿＿ハクの故郷に、これ以上手出しをさせません。」
ハクの故郷。風牙の都。温かい人達にこれ以上手出しをさせない。
私なら守れる…ここにいる人達を
私なら変えられる…この都の運命を
私なら救える…ここにいるすべての生命体を
だから今度こそ救えるように、私の力を使ってでも流れを変えて見せる
A「ムンドク殿、私の従者達のところへ案内して頂けますか？」
決心を固め、そう告げた
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セレーナ - 続きを書いてほしいわ^ - ^できたら更新停止を外して更新頑張って (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 60c907fcf4 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 早く、続きが読みたいです！更新頑張ってください！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - キャラクターなど、能力とか工夫されていてとても面白いです！！更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！がんばってください！(( o(｀･ω･ ´)o )) (2017年9月25日 17時) (レス) id: 7dd6445912 (このIDを非表示/違反報告)
百龍(プロフ) - 結葵乃さん» 申し訳ございません！レス返すの遅くなってしまいました…！ 面白いと言って頂けて感激です！これからもよろしくお願い致します!! (2016年7月19日 17時) (レス) id: b5156c55ad (このIDを非表示/違反報告)
結葵乃(プロフ) - この小説がおもしろくていつも楽しみにしてます頑張ってください (2016年7月15日 20時) (レス) id: fe87636d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百龍 | 作成日時：2015年10月20日 16時
