第２０話 スウォンとの出会い２ ページ21
血も繋がらない人のことを「兄」と呼ぶのに少し抵抗があったがとっさのことでつい口から出てしまった
？「兄様…ですか？」
男の子は戸惑いながら笑顔で首を傾げた
何を考えているのかわからない表情はとても子供とは思えない雰囲気を出していた
冷静を装い言葉を続けた
A「…スウォン、兄様ではないのですか？」
スウォン「！」
そこまでいうとひらめいたような顔をし、こちらにかけよってきた
スウォン「まさか、Aですか？」
慌てたような心配しているような顔をしていた
A「ええ、私はAですわ。
スウォン兄様の義妹にあたります…」
うそだけど、と心の中で付け足しながら言うとスウォンはパァっと顔を輝かせながら抱きついてきた
スウォン「ようやく会えました！」
A「わっ！」
ようやく…？
私に会いたがってた…？いやそんなはずない。
スウォン「初めて会えましたね」
しばらくしてからそう切り出すと、体をはなし潤んだ瞳でそう呟いた
そっか…スウォン兄様は『初めまして』なんだ
そう思うと自分が人間ではないと言う事を改めて実感してしまう
A「そうですね、兄様」
動揺を悟られないように笑顔で言う
スウォン「私、貴方の存在を知ってからずっと会いたいと思っていたのです！
…と言ってもそれも最近の話なのですが」
恥ずかしそうにボソボソと呟くスウォン
それが果たして本当に『恥』という感情なのかと問いたくなる
本当は『恐』なのではないか…そう思ってしまう
スウォン「ところでA、ここで何をしてたのですか？」
色々と思考を捻っていると急に問いかけてきた
外に行こうと…
なんて言えるはずもなくまた思考を巡らす
A「馬を見に来たのですよ」
咄嗟に思いついたのがこれしかなかった…
もっとマシな嘘がつければ…と思う
スウォン兄様は少し考える素振りを見せ、頷きこういった
スウォン「では、そういうことにしておきましょう
でも、無闇に出歩いてはダメですよ」
心遣いには感謝しているけど…そんなこと言われたくない
A「兄様。私は縛られて生きていくのは御免です。私は、自分で思うことは全て自分の力で叶えます」
だから…そう続けようとするとスウォン兄様は私の頭を撫でながらこういった＿＿
スウォン「A、私は貴方を応援していますよ。
私のようにならずに頑張って生きて下さい。」
＿＿と
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セレーナ - 続きを書いてほしいわ^ - ^できたら更新停止を外して更新頑張って (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 60c907fcf4 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 早く、続きが読みたいです！更新頑張ってください！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - キャラクターなど、能力とか工夫されていてとても面白いです！！更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！がんばってください！(( o(｀･ω･ ´)o )) (2017年9月25日 17時) (レス) id: 7dd6445912 (このIDを非表示/違反報告)
百龍(プロフ) - 結葵乃さん» 申し訳ございません！レス返すの遅くなってしまいました…！ 面白いと言って頂けて感激です！これからもよろしくお願い致します!! (2016年7月19日 17時) (レス) id: b5156c55ad (このIDを非表示/違反報告)
結葵乃(プロフ) - この小説がおもしろくていつも楽しみにしてます頑張ってください (2016年7月15日 20時) (レス) id: fe87636d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百龍 | 作成日時：2015年10月20日 16時
