第１０話 神官イクス ページ11
イクス「どうぞどうぞ、狭くて汚い所ですが入って下さい」
優しく微笑みながら迎え入れてくれるイクス
A＋4人「おじゃまします」
かつての神官様が住んでいた所とは程遠い、小さな家だった
イクス「あれ…ユン君がいないや
すみません、今、お茶でも入れますね」
私がいうのも何だが、王宮から酷い仕打ちをされたのにも関わらず、私達を笑顔でもてなすイクスは優しい人柄なんだと思う
A「イクス、私達には時間がない
貴方はわかっているはず、時期にヨナ姫とハクがここにきてしまう…」
会えない…
今のヨナ姫には
イクス「そうですね。
でも、私が道を示さなくとも貴女はもう、分かってらっしゃるのではないのですか？」
A「…」
イクス「確認にきただけ、ですよね？」
ニコッと笑い、お茶をすする
A「…さすが神官様
全部お見通し…ですよね…。」
信じていない訳ではなかった…ただ、神官様というのがどういう人物なのか
信用できる人物なのかを見定めたかった
…緋龍王と
＿＿ハクのために
A「…すみません。
ずっと、疑うのが…信じないのが当たり前だったもので…」
信じて良いものはここにいる４人の従者と“ハク”だけ
それ以外は敵に値する
私が発した言葉に４人の従者は俯く
イクス「いえいえ、お気になさらず」
一瞬だけ悲しそうな顔をしたがすぐに笑顔に変わる
イクス「“貴女の大切な宝はすぐそこに
一つ一つの地を巡りながらゆっくり進めばいいのです”」
これは“神官様”の声ではなく“イクス自身”の声だった
発したイクス自身も驚いている
＿＿“信じられるものだけを信じて下さい”
昔、誰かにそんな事を言われた
信じられる人…私の周りには何人いるかしら？
何万と時を経てやっと見つけられたこの道を塞がれないように
次の１歩を踏み出しに行かなくてはいけない
ここで立ち止まっているわけにもいかない
A「…さて、そろそろ“行くよ”」
従者「！？」
驚いた表情でこっちを見てくる従者達
…？？？
ｼｬｲﾝ「…い、いま何て！？」
A「…ﾌﾌ
もう無理して堅っ苦しい言葉で貴方達と過ごさなくてもいいでしょ？」ﾆｺｯ
従者「あすか様〜！！」ｶﾞﾊﾞｯ
イクスのように笑って見ると従者達は何か嬉しかったのか私に抱きついてきた
…新たな一歩として口調を変えてみるのも悪くないわね
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セレーナ - 続きを書いてほしいわ^ - ^できたら更新停止を外して更新頑張って (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 60c907fcf4 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 早く、続きが読みたいです！更新頑張ってください！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - キャラクターなど、能力とか工夫されていてとても面白いです！！更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！がんばってください！(( o(｀･ω･ ´)o )) (2017年9月25日 17時) (レス) id: 7dd6445912 (このIDを非表示/違反報告)
百龍(プロフ) - 結葵乃さん» 申し訳ございません！レス返すの遅くなってしまいました…！ 面白いと言って頂けて感激です！これからもよろしくお願い致します!! (2016年7月19日 17時) (レス) id: b5156c55ad (このIDを非表示/違反報告)
結葵乃(プロフ) - この小説がおもしろくていつも楽しみにしてます頑張ってください (2016年7月15日 20時) (レス) id: fe87636d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百龍 | 作成日時：2015年10月20日 16時
