わちゃわちゃ。 ページ3
「みんなお疲れ〜！」
おや？どうやら終盤でパンケーキを作っていた兄妹2人と他のマスターがサーヴァントの部屋にやって来たようです。
「あぁ、アナ！どうしたんだい？」
セイバーさんアルラーナさんに抱きつきました〜！ヒエェ〜！どっちも顔が良い〜！眼福〜！！
「あなた犬なの？」
「おや、冷たい。」
「ていうかみんな私服なんだな。」
ノアード君周りをぐるっと見渡します。イケメンと美女しかいません。世界は残酷。
「あ！そうそう、私達で最終章にパンケーキ作ってたじゃない？あれやってみたら意外と上手くいったのよ。食べてみて」
「なんだか申し訳ないわ〜」
ライダーさんの金髪ツインテールの人、真名をアン・ボニーというんですが、その人は申し訳なさそうにアルラーナさんを見ます。
「良いのよ！私もなんだかんだ言って結構ライダーのこと尊敬してるんだから。」
そう言ってパンケーキをテーブルに置きます。とても見栄えがいい…これが女子力…。
「ん……？あのロクデナシもいるじゃないか！どうしたんだい？仲良くなったのかい？」
「あぁ、ソルナーデ？彼は役になりきり過ぎちゃってあんなのになった訳で、別に彼は悪い人ではないわ」
「アルラーナ君すごい優しい…もうちょっと私が若かったら本当に求婚してた……」
半ば乙女チックにソルナーデさんが零しました。アルラーナさん気付いてないフリしてます。
「だ、だめだ！アルラーナは僕と一緒にいるんだから！」
「子供のおもちゃ争奪戦か。」
「君も混ざってみたらどうかね？」
「流石に嫌だ。」
「ところで、最後のあのシーン。君が気を失う場面というか意識を手放す場面があったろう？あの時本当に君が眠ってしまって、イタズラでアルラーナと私とで額にキスをしたんだが、覚えていないか？」
「……んー、覚えてな……ッッ！？」
衝撃カミングアウトォ！ノアード君！照れるか引くかどっちかにしてね！
「君の事だから感覚すら無かったんだろうけど、まぁ中々良い顔するじゃないか。」
「うるさいな…アルラーナならともかく、お前にやられると……何というか寒気がする」
「心外だな。」
アーチャーさん、ノアード君の手を引っ張り膝の上に乗せました。すっぽりという感じ。年の離れた兄弟のようです。
「悪ふざけも大概にしろよ」
「あの聖杯戦争は物語の一つに過ぎなかったが、あそこで君と戦ったのは事実だ。絆が深まったと思ってもらいたい。」
「ハイハイ。あ、コメントよろしく〜」
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作者名：白咲 アオン | 作成日時：2018年1月7日 3時
