兄弟&姉妹 ページ9
〜甘side〜
今、なんとですね。白咲君のお家に向かってます！
なんでこんな事になったかと言いますと、自由人の雛越先輩が「家行っていいかな!?」と半ば押しぎみで白咲君に頼んだ訳で。白咲君その気迫に負けて家に連れて行っていると言う訳です！
告「着きましたけど……」
わぁ、凄い困った顔してる←
白咲君の家は茶煉瓦に赤い屋根の古風な感じが漂っている一見何処にでも在りそうな家だった。
「「「へぇ〜…」」」
まぁ、こう言うしかない訳で。
白咲君が扉を開けると、木目が分かる廊下が一直線に広がっていた。
楓「すげぇな、お前の家!」
告「そうなんですか…?」
話が噛み合っていないと思うのは私だけでしょうか←
家にお邪魔してリビングでくつろいで居ると…
「え!?何々、お客様!?」
騒がしい高い声が廊下に響きわたる。
誰かなぁ、とぼんやり考えていると、瑠璃色の足元までのツインテールが、ふわりとリビングに舞い込んできた。
「わぁ〜！お客様なんて久しぶりね！」
いや誰この人。←
大きな空色の瞳を輝かせ、瑠璃色のツインテールを床上で揺らしている。白いブラウスに黒く短いスカートをはためかせながら、キャッキャとはしゃぐ姿は誰と重ね合わせても似ていなかった。
告「……姉さん…」
はぁ、と溜め息をつきながらお茶を持って現れる白咲君。
………え？
お姉さん!!?
「「「えええええ!?」」」
いやいや全然似てねぇよ！←
無愛想な彼と楽観的なお姉さん。
告「驚いただろ？俺にこんな姉さん居るなんて。」
甘「う、うん……凄いビックリした…」
パン、と手を叩きパアァッと満面の笑みを広げながらお姉さんはよしっと気合いを入れると
「白咲 架臨(しらさき かりん)です！高校一年生よ。つぐがいつも御世話になってます。」
表情とか容姿とか関係なく大人っぽい雰囲気を放つ架臨さんは、細い体をカクッと折り曲げて、お辞儀をした。
告「姉さん、もういいだろ。」
机上にティーカップを置きながらお姉さんを追い払おうとする告美君。
架「はいはい。それじゃゆっくりしていってね。」
別れ際、妖艶な笑みがかいま見えたのは気のせいだろうか。
柚「白咲って姉さん居たんだな」
告「まぁな…手間がかかる姉だが。」
楓「良いなぁ〜。俺兄姉がほしかった」
甘「１つ欠点があるって言ったら2人全然似てない事だよね」
告「本当に似てねぇよな……」
あ、告美君今笑った。
苦笑いだけど、確かに笑った。
それが何故か嬉しくて、私も笑い返した。
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雨乞い - 更新きた！ Bad endがあるってことはもちろんトゥルーも？また更新してくれると嬉しいよ (2016年1月25日 0時) (
レス) id: c6e1044876 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 更新まだかなぁ〜♪(´∀`*) (2015年12月10日 17時) (レス) id: 3cb28f4871 (このIDを非表示/違反報告)
雨乞い - 更新してないか気になって毎日来ちゃう自分が恥ずかしい (2015年8月15日 21時) (レス) id: c6e1044876 (このIDを非表示/違反報告)
甘 - ワクワクやー 続きが楽しみだなぁ 莉亜がぁぁぁ！www (2015年6月28日 21時) (レス) id: c6e1044876 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - こんな世界理不尽なんだって、やっほーい← (2015年6月28日 10時) (レス) id: c72332dee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：架臨&告美 | 作者ホームページ：http://sousisouai-kiyoorreo
作成日時：2015年6月20日 0時
