真っ黒なアナタ。【Ｏ．satoshi】 (ページ6)

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秘密ページ6

「和～？帰んないの？」
　

　

　

　
　
　

和「何よ。帰ってほしいの？笑」

　
　

　

　

　
　

　
　
　
「そんなこと言ってないじゃんか！／／」
　
　

　

　
　

　

　
　
　

　
和「じゃあ泊まろ」
　

　
　

　
　

　
　

　

　
　
　
　
　

　
・・・・・・やった。なんて思ったのは和には秘密
　
　

　
　

　
　
　
　
　
　

顔では『最悪』って思ってるふりをするんだ
　
　

　

　
　

　

　

　

　
　
　

　

「え～また泊まんのかよぉ」
　
　

　

　
　

　

和「嫌がんなら余計に泊まりたくなる。笑」

　

　
　

　
　
　

「ドＳめ・・・」
　

　
　

　
　

　

　

　
和「ってかさぁ、ホントお前口悪いよな。笑」
　

　
　

　

　

　
　
　
　

「うっせ、黙れ」
　
　

　
　

　

　

　
　
　
　
　
　
　
　

これだけ口が悪くなったのは和のせいだもん。
　

　
　

　
　

　
　

　
　

　

和への気持ちを隠すために、わざとこんな口調にしてるんだよ。
　

　
　

　

　
　

　
　
　
　
　
　
　

気付いてほしいけど、気付いてほしくない、

　
　

　

　
　
　
　
　

そんな訳わかんない、私の和への秘密は、いつ無くなるんだろう。
　
　
　
　

　

　

　

　

　
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和「・・・あ・・・メールきた」
　
　

　

　

　
　
　
　

チカチカ光ってるスマホを器用に扱う和の手を眺めながら、

　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
誰からかな？どんな内容かな？って彼女でもないくせに気になる
　
　
　

　

　
　

　

　
　
　
　

和「やっぱ泊まるのやめるわ」
　
　

　

　
　
　
　
　
　
「へっ？！」

　
　

　
　
　
　
　

和「女の子からお誘い♡ってかお前さ俺に泊まってほしくないんだろ？」
　
　

　

　
　
　
　
　
　

「え・・あ・・うん・・・そぅ・・だけど」
　
　

　

　
　

　

和「だろ？。じゃぁな～」

　
　

　
　

　
　

　
　

　
　

　

あっさり出ていく和の背中。
　

　
　

　
　

　
　
　
　
　

引き留める事は出来ない。

　
　

　

　
　

　
　

　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

そして、また私は泣くんだ

　

　
　

　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
誰も拭うことのない涙を流しながら。