真っ黒なアナタ。【Ｏ．satoshi】 (ページ22)

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小学生ページ22

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会社へ戻って時計を見ると、昼休みが終わるちょうど５分前

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
智「お～５分前～」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　

ちゃんと計算してるのか、それともたまたまなのか

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

智「ん？なによ、俺の顔じろじろ見て。笑」

　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

首を傾げながら、ふって笑った大野の目を見ても、
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

その奥が見えない。

　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　

　

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「お疲れ様、」
　
　
　
　
　
　
　

　

智「あれ？もう帰るの？」

　
　
　
　
　
　
　

「うん。仕事全部終わったし」

　
　
　
　
　
　
　

　
　

智「ふぅ～・・ん。ばいび～」
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「さようなら、」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

そんな子犬みたいに目ウルウルさせんな、バカ。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
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「ただ～ぃ・・・・あ・・・」
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

玄関に脱ぎ散らかしてる、真っ黒なスニーカー

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

　
　
　
　

「・・・・・・・・・ニノミヤっ・・・・・／／」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

　

左胸をそっと撫でて、リビングへのドアを開ける

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　

　

「・・・ただいま」

　
　
　
　
　
　
　

　

和「おかえりー」
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「なんで居んのよ。バカッ」

　
　
　
　
　
　
　

和「ひっで～！笑」

　
　

　

　

　
　

　
　

　
　
　
　
　
　

ホントはおかえりって言ってくれて嬉しいのに、
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

自分の気持ちも伝えられないなんて、私は小学生みたい。