真っ黒なアナタ。【Ｏ．satoshi】 (ページ11)

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謎めいたカンケイページ11

　
　

　

　
　

　
　
　
　
　
　

“仕方ないからハンバーグ作ってあげるね。”
　

　

　

　

　
　
　
　

　
　

　

こんな無愛想な事しか書けない自分にイラつく
　

　
　
　

　

　

もっとニノミヤの心がゆらゆら揺れるような、可愛い子になりたいな・・・

　
　

　
　

　

　

　

智「なぁんだ。Aちゃん、彼氏いるんじゃか」
　

　

　
　
　

　
　

「うおわっ！」
　

　
　
　
　
　
　

　
　
　
　

椅子をくるくる回転させながら、笑顔で言ってきた大野
　

　

　

　

　
　

地味に人のスマホ覗いてたんかい！

　

　
　

　
　
　

　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　

「彼氏じゃないですぅー幼馴染ですぅー！」
　

　
　
　
　
　
　

　
　
　
　

智「なのに自分の家に泊まらせるの？それっておかしくない？」
　

　
　
　
　
　

　
　

　

　

真面目な顔で言われたら反論なんて出来やしない
　

　
　

　
　
　
　
　

　

　

だって大野の言う通りだもん。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

いくら幼馴染っていったって、大人の男女だし？簡単に泊めるのは危ない。
　
　

　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

けど、ニノミヤなら私はすぐに受け入れてしまう
　

　

　

　

　
　
　

　

　

私たちの関係はずっと昔から謎めいている。

　
　
　
　
　

　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「けど・・・いいの」
　

　
　
　

　

智「ふぅん。好きなんだ、和君って奴の事」
　
　

　
　

　

「・・・好き“だった”」
　

　

　
　

　

智「ありゃ？過去形？」
　

　
　
　
　
　

　
　

「・・うん」
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　

智「今は、好きじゃないの？」
　

　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

　
　

　
　

　

　
　
　
　
　

そんなの私が聞きたいよ

　
　
　
　
　

　
　

　

けど、いくら自分の心に聞いても答えは返ってこない

　

　

　
　

　
　

だから、口だけではこう言うんだ、

　

　

　
　
　
　
　
　
　
　

　
　

　
　
　
　
「うん」

　
　
って。