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気づけば私は
部屋の枕に顔を押し付けていた。
勝手に流れてくる涙を止めるために。
だけど、涙が止まる気配は全くなかった。
抑えれば抑えるほど涙は溢れてきて
この感情を何処にぶつけたらいいのか分からない
_______嗚呼、消えてなくなりたい。
.
目を開けると外は薄暗くなっていた。
時刻は7:30
ふと部屋の中にある鏡を見ると
『うわー…泣きすぎた』
目が腫れまくっていた。
…今何してるんだろう。
ご飯食べてるかな
お風呂入ってるかな
勉強してるかな
考えること全部が賢ちゃんのことで
他の子にあんな笑顔見せてるって考えるだけでも
胸が締め付けられる。
あぁ、ほんとにダメだ。
私はまた、1粒の涙を流した。
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メイ(プロフ) - 切ないですね、彼女ちゃん。けんちゃんに想いが届くと良いな。 (2020年2月9日 23時) (レス) id: 24f8e2afc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜庭美零 | 作成日時:2020年2月1日 0時