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*18 ページ18
“Aは妹みたいなもんやから”
その言葉にズキッと胸が痛くなる。
「もし良かったらさ、ラグビー部のマネやってくれへんか?」
抱きしめ終わったかと思えば、そんな言葉を発する。
『わざわざ、それを言いに来たん?』
私がそう返すと、彼は小さく微笑んだ。
「ちゃうわ。他にも用事ある。
手ぇ出して」
賢ちゃんの目の前に両手を差し出すと、
リボンのついた細長い箱。
綺麗に包装されていて可愛かった。
『これ…』
「オレからの卒業祝いやから。大事に使うてな」
そう言って
後ろの方にいるまゆみちゃんの元へ行ってしまった。
.
箱の中身はピンクがモチーフになった
ボールペンとシャーペンのセットだった。
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メイ(プロフ) - 切ないですね、彼女ちゃん。けんちゃんに想いが届くと良いな。 (2020年2月9日 23時) (レス) id: 24f8e2afc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜庭美零 | 作成日時:2020年2月1日 0時