貴方は太陽、私は向日葵

人に言えない秘密 ページ7

.








学校案内が終わって、川村先輩とはお別れした





休み時間、先生が決めてくれた神席に座って外を眺めながらぼんやり考える



3年生と２年生


ましてや生徒会長と転校生



だめだ、接点が無さすぎる.....




川村先輩を好きになってしまったものの、
川村先輩との関わりがないからどうしようもない


それに、川村先輩のことが好きな女の子なんてたくさんいるし、
ひょっとしたら全学年の女子が川村先輩のこと好きなんじゃ.....


って、それはないよね









『あ、.....』



ぼんやり眺めてた外の景色

この教室から見えるグラウンドと中庭




その中庭を歩いてる川村先輩とお友達らしき人たち





「かっこいいよね〜壱馬先輩！本当に、高嶺の花！！」

「あんた彼氏持ちでしょ〜！(笑)浮気じゃん！」

「違うってば！(笑)」

「でも確かに高嶺の花だわ(笑)」

「あー、でも北人先輩もいいな〜！」

「え〜、私は翔吾先輩派かな！」

「でもやっぱり？」

「「壱馬先輩！！」」



同じく窓の外にいる川村先輩たちを見てた二人組の女子が盛り上がってる


彼氏がいても川村先輩は別で好きなんだ.....



川村先輩って、すごい人なんだなぁ






もし、



私も川村先輩が好きなんです｡





なんて、転校初日の奴に言われたらうざいよね

誰にも言えない


私だけの秘密







転校してきて思ったこと。




その２

・川村先輩は異常にモテる




.

雨の日→←秘密の場所

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す