貴方は太陽、私は向日葵

生徒会長さん ページ4

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壱馬「ここが保健室で、あそこが校長室な？」


『な、なるほど....』


壱馬「じゃあ次は体育館行こっか」


『あ、はいっ』





学校案内が始まってすぐ、今ものすんっごく緊張しております.....



隣には生徒会長さんがいて、
丁寧に教えてくれてるから有難いんだけども
緊張しすぎて思うように喋れないよ.....(笑)



それに今日に限って、その、ね？その、女の子の日だからトイレにも行きたいし｡




もうここは思い切って言っちゃおう！って決めて、



『あ、あのっ！生徒会長さん、』


壱馬「ん？どした？」


『ちょっと、お手洗いに行ってもいいですか....？』


壱馬「あぁ、いってらっしゃい(笑)」


『すみませんっ！急いで戻って来ますので！』




生徒会長さんを待たす訳にはいかないよね！


だから早く戻って来なきゃ、うん。



勢いよく走り出した後ろで生徒会長さんがなんか言ってるけど、

今はそれどころじゃないのですみません｡









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急いでする事終わらして、手を洗ってからトイレのドアを開ける｡



思ったより時間がかかっちゃったなぁってちょっと反省｡



ドアを閉めたら体の方向を転換して、




そしたら見える人影。



一瞬ビクッってなるけど、よくよく見たら生徒会長さんだった。




壁にもたれてスマホをいじってる。


.....うん。かっこいい｡



スマホをいじってるだけなのに絵になるなぁ｡


っていう謎の関心と生徒会長さんがここにいることにびっくり｡




『せ、生徒会長さん？』


壱馬「あ、来た」


『なんでここに.....さっきのとこで待ってたんじゃ...』


壱馬「だって、迷子になるんじゃない？」


『わ、私が、ですか？』


壱馬「そう(笑)あ、名前聞いてなかったけど、何て言う名前？」


『あ、朝比奈Aですっ！』


壱馬「いい名前だな(笑)特に苗字とか、めっちゃ可愛い」


『生徒会長さんも、素敵な方ですね！』




あ、やっちゃった.....


生徒会長さんが固まっちゃった。


てしゃばって私が素敵だなんて言うから引いちゃった？

怖いお姉さん出てきちゃう？

だとしたら私明日から学校来れないよ.....！




『あの、生徒会ちょっ「なぁ、」はっはい！』


壱馬「さっきから思ったんだけどさ、その"生徒会長さん"ってなに？(笑)」


『へ....？あ、あぁ、普通に、生徒会長さんは生徒会長さんだから...』




もしかしてだめだった？！

気安く呼ぶ方がだめかと思ってたのに....



怒って、る？

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