悪夢の妖精IV (ページ19)

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ふわりと舞って【Sunflower side】ページ19

…はて。

こんな季節にたんぽぽの綿毛なんて飛ぶものでしょうか？

窓の外を眺めていると、目の前にたんぽぽの綿毛がふわふわと飛んできました。

…雨、いや嵐なのに？

幻覚でしょうか？

でも確かに綿毛はあって…

ガーベラ「サンフラワー？何してるの？窓、閉めないと雨が入ってきちゃうわよ？」

マーガレット「…？綿毛？」

リリー「えー、この時期に綿毛はないよ。…ケサランパサランじゃない？」

サンフラワー「リリーもそう思いますよね。」

ガーベラ「とにかく、もう遅いし今日はもう寝ないと！明日からファータちゃんの晴れ舞台なんだかr」

ﾊﾞｰﾝ

…雷が落ちました。

私の目の前で。

…綿毛は？

もしかして、雷が当たって…

ガーベラ「…ねぇサンフラワー、ビックリして忘れちゃった！なんの話ししてたんだっけ？」

サンフラワー「ええと、明日はファータさんの晴れ舞台で…」

リリー「サンフラワー…また新しくお仲間増やしたの？」

サンフラワー「…は？」

マーガレット「でもファータなんて名前の花、知らないよ。」

ガーベラ「もう、しっかりして！サンフラワー！」

サンフラワー「いやいや、あなた達こそ…」

…なんで私だけ

.

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そうか。

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そういうことでしたか。

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私の愛する彼女はもう

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いなくなってしまったのですね。