【薄桜鬼】少年は往く【男主】

12話 ページ13

千「！父をご存知なのですか！？」

近藤「鋼道さんの娘さんだと？」

土方「…お前、どこまで知ってる？」

千「どこまでって…？」

土方「とぼけるな。鋼道さんのことだ！」



おいコラ、鬼副長さんよォ…千鶴ちゃん怯えちゃってんじゃねーか、その無駄にいい顔面ズタズタにしてやろうか←



千「どういうことですか？父に何かあったんですか！？」

斎藤「…先日、鋼道氏の詰めていた屋敷が火事で焼け落ち、それ以来、行方が分からなくなっている」

山南「付け火でしたが、焼け跡から遺体は見つかっていません。…………ただ、何らかの事件に巻き込まれた可能性はあります」



…あーあ、今頃クソハゲは高知で鰹でも食ってんのかなー←



千「そんな…父様……」



嗚呼、千鶴ちゃん泣かないで！大丈夫！あのクソハゲは高知で人質ライフenjoyしてるから！←

…なんて言えたらよかったのになぁ…(泣)



土方「………あの蘭方医の娘となりゃあ、殺しちまうわけにもいかねぇよな
だが、お前はどうとでもなる」




鬼副長の目は確実にこちらへと向いていて、よくよく見れば他の幹部の奴らにもすげぇ睨まれている



貴「へぇ…俺を殺す気か？」

土方「いざとなれば、な…素性も分からねぇヤツをいつまでも置いとけるわけがねぇ」

貴「素性はさっき明かしたはずだ。
これ以上、何を喋れってんだ？」

土方「んな戯言、信じられるか！」

沖田「ねぇ、君？あんまり調子乗り過ぎない方がいいよ？
今ここで君のこと斬ってあげてもいいんだよ？」

斎藤「…………………」



斎藤や他の幹部達は無言だったが、沖田の言葉に同意するように刀を構えた………あれってさ、鬼神丸国重だよな？うわめっちゃ近くで見てるよ俺、やっべ。←

あ、平助の上総介兼重もあんじゃんか…あの天下屈指の名刀…

沖田の加州清光と大和守安定も結構いいよなぁ…

一回全部鞘から出して眺めてみてぇなぁ…



貴「はっ…やれるもんならな」



本音と喋ってることギャップありすぎて笑うんですけどぉwww←
ていうか、俺今、めっちゃイケボだった！コイツらに負けんくらいやばかった！←



貴「お前らの刀も大層なもんだがな、俺の愛刀には太刀打ちできねぇさ
丈夫さと剛決さを兼ね備えた量産刀の…この、【同田貫正国】にはな！」


いやほんとにガチで！同田貫めっちゃ使いやすいんだって！
多分、俺と同田貫さえいればコイツなんて造作もない…だけど、今は千鶴ちゃん優先だ…喧嘩は売るが買わねえ主義なんだ←

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