Chronicle (ページ5)

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そのあと、一緒に受けた友達は誰だとか、どうしてそう思ったのかもう少し詳しく聞かせてほしいと言われ、結構な時間スタッフさんと話した。
スタッフ「よし、これくらいあればなんとか通ると思う。ありがとう」
あ「こちらこそありがとうございました！よろしくお願いします！」
スタッフ「ほら、もうすぐ合格組が帰ってくるころだし、気まずいと思うから帰りな」
あ「はい！ありがとうございました！」
私は、楽屋をでて、玄関のところで友梨奈を待つことにした。
このことを聞いたらどう思うかな。喜んでくれるといいな。まだ決まってないけどね笑

しばらくして、何人かの子がまとまって出てきた。ほんとは私もあそこに入りたかった。
まだ少し残る悔しさをかみしめながら友梨奈をまった。

あれから30分ぐらいして、疲れた顔をした友梨奈が一人で出てきた。
友梨奈は私のことを見つけたらしく、顔は合わせてくれないけどこっちに来てくれた。

友「…向こうで待っててっていったじゃん」
合格したことよりも私のことを考えてくれてたんだ。
あ「ごめん。合格おめでとう」
私が両手を広げると、友梨奈が黙ってはいってきた。
友「Aが一緒じゃないと、私やっていける自信がない」
珍しい、友梨奈が弱音を吐くなんて。ずっと友梨奈といたけど、弱音を吐いた時は片手で数えられるくらいしかない。
あ「じゃあさ、約束しない？」
友「何の？」
あ「私はどんな形であっても友梨奈を支え続ける。どんな形であっても必ず欅坂に、ここに来る」
友「じゃあ私は、欅坂を日本一のグループにしてみせる」
あ「お互い頑張ろうね」
友「うんっ」
あ「明日の予定は？」
友「実家に帰っていいって」
あ「じゃあ、合格祝いとして遊ぼ？」
友「うんっ」

他愛のない話をして、二人で泊まっているホテルの部屋に戻った。

バフッ

部屋の扉を開けるなり、全速力でベットにダイブした友梨奈。可愛い。
あ「お風呂先に入っていいよ」
友「…うん」
返事はしたものの、眠すぎて足元ふらついてんですけど…

なんとか友梨奈をお風呂に入れ、ベットで寝るとこまで行き着いた。
私が布団に入ると、友梨奈がもぞもぞと私のベットに入ってきた。

あ「ちょっと！」
友「いいじゃん」
あ「小学校のときぶりだね、同じ布団で寝たの」
友「懐かしいね…ｽｰｽｰ」
あ「寝ちゃったか…今日はお疲れ様。マネ受かるといいなぁ。友梨奈の専属だったりして笑」

おやすみ…