#2 ページ4
『...ん...むぅ...』
「...笑」
結婚式の翌日。
俺ら2人の仕事は無い。
時間は朝9時半。
ウチの奥さんは朝に弱い。
『...ん...はょぉ...』
「あ、起こした...？おはよう」
『...大丈夫やけど...何時...？』
ベッドのシーツと掛け布団の間から眠たげに聞く彼女に、9時半やで。と答えると、そっかぁ。と、体を伸ばしながらやはり眠たげに答える奥さん。
ご飯作らなきゃね、と立ち上がろうとする彼女の腕を引き、
_______________ﾁｭ
『...何してるん、朝から。(照)』
「...新婚ってこーゆーんとちゃうの？」
『...知らんわ！笑』
照れてる照れてる。可愛いなぁ。
「...何、それしか食べへんの？体調悪いんか？大丈夫？」
『大丈夫大丈夫ー、昨日の夜は調子乗っていつもより食べすぎちゃったからねぇ』
「...まぁ確かにいつもより食べてた気ィもするけど。逆にそれで体調崩したらアカンで」
ありがとう、気ィつけるわぁ。と、順々に朝食を並べていく彼女。
サラダとスープしか食べへんらしいが、俺の方にはトースト、スクランブルエッグ、サラダ、スープetc…朝起きて直ぐにパッと作った筈なのに、やけに美味そうなワンプレートが置かれた。
「『...いただきまーす』」
1口運ぶと、『...どう？』とでも言いたげに上目遣いをしてくる。
それはご飯を作ってくれると毎回同じ。
そんな彼女に、「...美味いで。」と素っ気なく答える。
が、これがまた、本当に美味い。
男は胃袋で掴め、なんて言うが、本当だと思う。
いや、ほんとにほんとに。←
『...今日、ゆずるさんお仕事無いやんなぁ？』
「おん、無いで。流石に式の次の日やからなぁ笑」
『だよね笑笑、じゃあさ、2人で映画でも見に行かん...？』
「...久しぶりやな、どしたん、急に。」
『嫌ならええんやけど、、入籍だけだとそこまで実感湧いて来なかったんよ。でも、式挙げたらこう...さ、イチャイチャ出来る範囲が広なったなぁ、と...』
「？、付き合うてる時から世間には言っとったやないか」
『...た、確かに、そうなんやけど！
なんかこう...違いが私の中ではあるのぉ！笑』
「そうなんやな笑、分かったわ、何時に出る？」
そう言って予定を決めた。
可愛いなぁ、幸せやなぁ、新婚かぁ、と思った俺でした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のんたろ。 - 林檎森 あおりんごさん» すみません…！今の所はあれで…。でも私も納得出来ていないので、またもうちょい攻めたヤツも書きたいなぁ、書けたらいいなぁ、と思っています！好きとか…！嬉しいです、めちゃくちゃ！ありがとうございます！今回は私の力不足ですみませんでした…！ (2019年3月3日 0時) (
レス) id: 597e4a000b (このIDを非表示/違反報告)
林檎森 あおりんご - ありがとうございました！！ 私はあなたの書く場面の表現の仕方がすごく好きです！ 毎日投稿ホントにありがとうございます。これからも頑張ってください(>_<) (2019年3月2日 0時) (レス) id: 506af723b6 (このIDを非表示/違反報告)
のんたろ。 - 林檎森 あおりんごさん» コメントありがとうございます！好きだなんて…！嬉しいです！めちゃくちゃ！…ピンクですね…？…分かりましたァ…！禁断の領域に…足を…踏み入れるんですね…！書きます！もうちょい待っといてくださいね！ (2019年2月24日 1時) (レス) id: 597e4a000b (このIDを非表示/違反報告)
林檎森 あおりんご - すごい好きです！ 毎日、更新楽しみにしてます ゆずるさんとピンクなことするのが見てみたいです。ごめんなさい// (2019年2月24日 0時) (レス) id: 980cf82e7e (このIDを非表示/違反報告)
のんたろ。 - かいらさん» きゅんきゅんして頂けてますか…？嬉しいです笑、上手だなんてそんなん言わんといてください…！照れます。笑これからもよろしくお願いします！ (2019年2月21日 0時) (レス) id: 597e4a000b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のんたろ。 | 作成日時：2019年2月16日 20時
