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《小さい頃からヤンチャでね〜…》
『えっ、そうなんですか？全然イメージないです！』
《昔から怪我ばっかりで、一人暮らしするって聞いたときは心配で心配で…》
『Aちゃんの学生時代気になります！』
《可愛かったのよ？あっ、アルバム持ってきたから見る？》
『良いんですか？！』
母親が来て数時間、思った以上に瑞稀くんと母親が意気投合している。
流石にこれは私も驚いた。まさか仲良くなるなんて…思ってもみなかったな
今までに彼氏が出来たときは、母親がこんな性格だから…毎回苦笑いで気まずそうな顔、そしてグイグイ来るところに困っていた
瑞稀くんにはそんな顔させたくなかったんだけど、心配しなくて良かったのかもしれない
「お母さん、ご飯食べてくでしょ？」
《あら、お邪魔じゃないかしら？》
「そう思うなら突然家に来るのをやめてよね。今さらなんとも思わないよ」
《嬉しいわ〜…Aのご飯なんていつぶりかしら？》
瑞稀くんと仲良さそうに話しているお母さんを置いてキッチンへと向かい、料理に取りかかる
不安になりながらちょいちょい2人の様子を見ていたけど、笑顔が生まれていてホッとした。何を話してるのか…それは聞こえなかったけど、会話が盛り上がっているようで一安心だ
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作者名：優風翔
| 作成日時：2021年8月28日 22時
