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困った彼女-6 ページ26

「はじめまして、沖田君!私の名前は千石凛!Aちゃんのお友達であり、次期恋人候補なの!だから沖田君とはライバルになるかな!よろしくね!」

「は?何言ってるの、君?ていうかこの子が千石凛?」

「そ、そうだよ…この子が千石凛ちゃん」


ねぇ、総司。

凛ちゃんは女の子なんだし、せめて「さん」付けくらいしようよ。

昨日はあんなに気にしていない素振りだったくせに、どうしてあからさまに敵対心剥き出しなの。

総司の態度にいちいちヒヤリとしてしまうのは私だけなのかな。


だけど、さすがは底抜けに明るいと評判の凛ちゃん。

そんな総司のことなど全然気にも留めていないよう。

そして凜ちゃんは、そのままマシンガンのようにトークを続けていく。


「Aちゃん、海はよくないよ!プールにしよう?もしも流されてしまったりしたときのことを考えるとよくない!それに、いつもAちゃんが一緒にいる4人だけで行くなんて…ダメだよ、絶対にダメ!だってそれって、男3人の中に女の子が1人ってことでしょう?」

「それは…まぁそうなるかな」

「ありえない!Aちゃん、プールっていうのはどんな男でさえもたちまち狼に変わってしまう危険地帯!プールでのAちゃんは例えるならば砂漠のオアシス!心が渇いてしまった狼たちがAちゃんのところへ潤いを求めにわんさか集まってくるんだよ!そんなところへAちゃんを女一人で放り込むだなんて…」

「へっ?え、あの…えっと…」


これが巷で噂の千石ワールド。

すごくぶっ飛んだ自論が炸裂している。



「ねぇ、きみは何を言ってるのかな?僕たち、ただプールに行くだけなんだけど。砂漠だかサバンナだか知らないけど、そんな危険なところに行く気はないよ」

「黙りなさい!この狼が!沖田君が一番危険なのよ!」

「は?意味分かんない。仮に僕が狼だったとしたら何?僕はAの彼氏なんだから、プールの水で濡れたAの肌に触れて興奮しちゃったとしても問題ないよね?」

「いや、問題あるだろう」

「総司、それは問題あるよ」


総司、すっかり凛ちゃんのペースに乗せられているような…

私と斎藤君の冷静な突っ込みもむなしく、二人の争いはどんどんとヒートアップしていった。


夏休み…一体どうなることやら、である。



to be continued.

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設定タグ:薄桜鬼 , 夢小説 , 沖田総司   
作品ジャンル:恋愛
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 応援してます (2020年12月26日 20時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
水城(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» こちらにもコメントくださりありがとうございます。励みになります。 (2020年12月26日 20時) (レス) id: 61fd283962 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 素敵です。 (2020年12月26日 13時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水城 | 作成日時:2020年12月20日 0時

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