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微笑む彼女-6 ページ18

――「………あります」

――「………」

――「生意気だと思われるかもしれないですけど、小父さんの言葉を聞いて…僕は本当の意味でもAさんと付き合っていきたいと思いました。だから……」



「総司…」



――「これからは僕の役目です。Aさんのことはご両親と同じくらい…いや、それ以上の気持ちで、Aさんのことを大切にします。護っていきます!」



あれ…なんだろう。

総司のその言葉を聞いて、なんだか目頭が熱くなっている自分がいる。

そう感じた次のときには、もう頬に暖かい滴は伝い落ちていた。



"Aさんのことを大切にします。護っていきます!"


ねぇ、本当なの?

総司、その言葉…私、信じてもいい?


きっとこれは嬉し涙。

お父さんの前で、私のことを護ってくれるって。

総司がそう言ってくれたから。



ガラッ


これ以上立ち聞きしているわけにも行かないから、私は流れてきた涙を急いで拭ってリビングの扉を開けた。


「これ、お母さんから二人にだって。まだもう少し掛りそうだからこれ食べて待っててって」


"たった今リビングに来ました、盗み聞きなんてしてません"って顔で入ったつもりなんだけど。

お父さんにはばれちゃってたかな。

だって、私の顔を見てちょっと驚いたような顔をしてから、"よかったな"って、そう言っているみたいに微笑んでくれたから。


だから私は、"お父さん、この人が私の好きになった人なんだよ。とっても素敵な人でしょう?"って。

そういう気持ちを込めて、お父さんに微笑み返したんだ。

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設定タグ:薄桜鬼 , 夢小説 , 沖田総司   
作品ジャンル:恋愛
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 応援してます (2020年12月26日 20時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
水城(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» こちらにもコメントくださりありがとうございます。励みになります。 (2020年12月26日 20時) (レス) id: 61fd283962 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 素敵です。 (2020年12月26日 13時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水城 | 作成日時:2020年12月20日 0時

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