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朝、デスクまでの道がやけに長く感じた。
隣をちらっと見ると重岡はもう来ていた。
こちらの様子をやけに伺ってる様子。
『…おはよ、重岡。』
重「！お、おう！はよ！」
まって
めちゃくちゃ可愛い。
一気に太陽のように笑顔で喜ばれた。
『ふ、っ…くく、重岡めちゃくちゃ可愛いね。』
重「はぁ！？なんやねんいきなり！
朝から腹立つ奴やな！」
よしいつも通りできてる。
…と思ってたのはこの時だけで
やっぱり少し一緒に居づらくて
元通りの避けてしまう生活になってしまった。
重「島田、あのさ、」
『ごめん、中間先輩のとこ行かなきゃ。』
と席を立って廊下に出ると
重「おい、待てって。」
手を捕まれ止められた。
『…何？』
重「…なんで俺のこと避けてんねん。
俺何かしたか？
…なんで、こっち向かへんの。」
しっかり掴まれた手に心拍数が上がってく。
なんでだろ、おかしいな。
『別に避けてるわけじゃ、』
とドキドキを振り払うように勢いよく向くと
泣きそうなひどく傷ついたような
重岡の顔がそこにあった。
『…ごめん。
だからそんな顔しないでよ。
泣かないで。』
重「っ、泣いてへんわ！」
『でも泣きそうな顔してる。』
重「お前が！…そういう態度するからやろ…！
お前がおらんと何やってもつまらんわ。
だからはよいつも通りになってや。」
誰のせいだと思ってるの、全く。
でも
もうこんな顔させたくないって気持ちが勝って
『私がいないと駄目なんだ？
しょうがないなぁ。重岡くんは。』
とからかって笑い飛ばしてやろうと思った。
それだけなのに
重「おん。お前が思ってるより
お前がおらんと駄目やから。俺。」
ニヤリと笑われ、
思わず顔が赤くなる。
重「お！初めて見たわ！
お前のそんな顔！
俺の初勝利やな？」
『うるさい。
次はないから。』
こうして私達の初めての
気まずい期間は終わった。
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たぬき(プロフ) - 一波さん» 好きと言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年3月20日 21時) (
レス) id: 480fbb4e52 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 好きです!このお話好きです!続き楽しみにしてます! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - おにぃさん» いつもご愛読いただいてありがとうございます！楽しんでもらえる作品作りしていきます！ (2018年3月18日 7時) (レス) id: 480fbb4e52 (このIDを非表示/違反報告)
おにぃ(プロフ) - わぁ！新作(°▽°)楽しみにしてましたよ！イタズラし返す女子、、いいですよね！更新頑張ってください（＾ν＾） (2018年3月17日 19時) (レス) id: 61eed11da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬき | 作成日時：2018年3月17日 19時
