日本一可愛い女子高生が世界進出するお話【ブルーロック】

22.ドアのバーゲンセール ページ23

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「うわ何この建物⋯広すぎじゃん」




どこを見渡しても視界に入ってくるのは、ドア、ドア、ドア。ドアのバーゲンセールかよ。
アンリちゃんに、「私は選手の最終確認があるから、Aちゃんが代わりに絵心さんの所に行ってくれる？」と言われたので仕方なく探索しているが、一体どこにいるのだ。


すると、どこからか大人の男の「着替えは終わりましたか。才能の原石共よ⋯」という声が聞こえた。こんなに敬意を払わない話し方をするのは1人の男しかいない。


声の聞こえた部屋のドアを開けると、やはり そこにいたのは私の探し求めていた絵心だった。───"探し求める"とか言ったら、なんか絵心が私の運命の恋人みたいじゃん。




「失礼します⋯⋯アンリちゃんに頼まれて来ました」




モニターに向かって何やら話している絵心は、一瞬私に目を向けて「Aちゃん、黙れ(シャラップ)」と言ってきた。そしてまたモニターに視線を戻して話の続きを始める。




「今同じ部屋にいるメンバーはルームメイトであり、高め合うライバルだ」

「お前らの能力は俺の独断と偏見で数値化されランキングされている。制服(ユニフォーム)示される数字がそれだ。300人中何位かが一目で分かるようになっている」

「(確かに腕に数字が書いてある⋯⋯あれ？みんな後半の数字？)」




腕に記されている数字を何台もあるモニター越しに見て観察していると、1位や2位などの上位の数字を身にまとっている人はいなかった。




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