日本一可愛い女子高生が世界進出するお話【ブルーロック】

21.新天地、的な ページ22

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その後、最後の1人に今までと同様の作業をしたところで、私達の第一関門は終了した。アンリちゃんもドッと疲れが出たようで、「若い子たち大変だ⋯」と嘆いていた。




「⋯あ！そう言えば、潔くんと吉良くんっていう子を対応しませんでしたか？」

「⋯潔？吉良⋯？ごめんね、よく覚えてないや⋯」

「そうですよね、大変でしたもん」




彼らにはブルーロックに入る前に会っておきたかったが、私が2人を対応することは出来なかった。───気の優しい2人のことだから、今にも個性的な選手に埋もれていそう。


そんなことを考えていると、アンリちゃんが突然閃いたように手をポンと打って私に話しかけてきた。




「そういえばAちゃんにジャージ渡してなかったね」

「⋯あっ！制服で来たの忘れてた⋯」




招集された日が平日ということもあり、その後学校に行くかもしれないと考慮して制服で来たんだった。周りも全員制服だったから「私服で来なくてよかったー」なんて安堵していたのだった。


「はい、どうぞ」と言って彼女に渡されたジャージを広げてみると、胸元にはブルーロックのロゴが入っていた。




「これ、確か選手と同じデザインですよね？」

「そうだね！Aちゃんのは女性のフリーサイズだけどね」

「(これを着たら、もっとブルーロックに来た自覚が大きくなる気がする⋯⋯)」




私は渡されたジャージを胸に、ブルーロックに足を踏み入れた。




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