約束 os ページ6
外で大きな爆発音がきこえる
あぁ、もう駄目なんだ
負けるなんて、
彼女は無事かな、、、
窓から爆発した方向をみると
その方向は彼女がいる協会の方向だった
いや、嘘やろ
なんも考えんと部屋から走り出した
マントを羽織り馬にまたがる
軽く横腹を蹴れば走り出す
いや、核シェルターが作ってあるし
大丈夫やろ、
なんて考えながら森を突っ切る
協会の前につき
急いで扉を開け、彼女の名前を呼ぶ
os｢こはる！｣
十字架の前に座り込んだ彼女がこちらを向く
あぁ、無事だった
安心して彼女の方へ歩く
『オスマン、なんでここに…』
するりと彼女の頬を撫でる
os｢なにしてんの？はよシェルターの中入るめう｣
と微笑む
彼女が頬にある手をにぎる
『オスマン、もうね、シェルターの中いっぱいなの』
と笑いかけてくる
は、と彼女をみる
いっぱいってことは
彼女も俺も助からないってこと…？
どうせこのままこの国は植民地になるんだ
一緒に死んでもかまわない
でも、彼女には生きていてほしい
『でもね、あと一人分余裕がある』
os｢じゃあ！こはるが！｣
ごめんね、と謝りながら
シェルターの扉を開ける
いいんだ、君が助かるなら、
あぁでもまだそばにいたかったな、と思っていると
いきなり腕を引っ張られ
シェルターのなかに引きずり込まれる
『最後の約束、幹部のあなたが生きて皆を支えること、よろしく、めう』
と微笑みながら言われ扉を閉められる
やだ、やめてくれ、
必死に彼女の名前を呼びながら、扉を叩く
予定ではそろそろ核がおちてくる
開けてくれ、君が生きてくれ、こんなの
ｸﾞﾗﾘと地面が揺れる
あぁ、嘘であってくれ
きっと外は光で真っ白なんだろう
彼女がその光でつつまれたなんて…
ひどい悪夢だ
その瞬間意識が、遠のいた
目をあけると、協会のシェルターのなかじゃなくて
あぁ、夢だったのか、と思うと
周りをみればぺ神がいて
os｢ここって、どこ？｣
ときくと
pe｢起きたんだ、幹部内のシェルターだよ｣
連れてきてくれたんだ、協会の人たちが
と言われる、
夢じゃなかった、
これから、どうしたら、
pe｢…頑張って、約束叶えなきゃね…｣
とぺ神が呟く
あ、そうだ、最後の約束、
こはるとの最後の約束、叶えなきゃ、守らなきゃ
国民を守ってみせなきゃ
まだ無理かもだけどいずれ国も
os｢守ってみせる、めう｣
みとけよと上をむいて
彼女に告げた
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こはる(プロフ) - Chiseさん» コメントありがとうございます！リクエストありがとうございます！！srさんは書きたかったので是非書かせていただきます〜！ (2020年2月4日 16時) (
レス) id: 80e65d4f8d (このIDを非表示/違反報告)
Chise(プロフ) - はじめまして！wkbnの小説を書く人が少ないのでありがとうございます！一話一話本当に素敵な作品だと思います！リクエストなのですがもしよければsrさんの短編も書きませんか…？需要ありありですよ。これからも更新楽しみにしてます＾＾ (2020年2月4日 15時) (レス) id: b32451f8b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年12月6日 0時
